タレス

神話(ミュトス)から論理(ロゴス)へ

紀元前600年頃、ギリシア
神話(ミュトス)を用いて世界や人間や自然を成り立たせている本質を解説

文明の発達、都市間での交流が盛んに
共同体で共有されていた神話による説明が通用しなくなる

タレス出身のイオニア地方ミレトス市
地理的に当時文明の発達していたエジプトやバビロンとの交流があり
いち早く数学や自然科学がもたらされた高い文化を持つ地域だった

タレス『古代ギリシャのレオナルドダヴィンチ』
様々な分野に精通
天文学、天候、測量、政治、etc
『タレスの定理(半円に内接する角は直角)』もタレスの発見

『万物の始原は水である』

→観察によって導き出す
種子、食物、熱、etc...
全て水分を含む

万物は水から生じ
水によって成り立ち、水に還っていく
物質だけでなく生命活動などにおいても
その根元には水が存在
世界にある全てのものを辿っていくと
最終的には水に収束

アリストテレス「タレスは哲学の祖」
ニーチェ
「とんでもない思いつき」としながらも
『事物の根元について述べていること』
『比喩や寓話なしに語っていること』
『全ては一つであるという思想が含まれていること』
を高く評価

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