映画 ウィリーズ・ワンダーランド 視聴

アマプラにて.
他のレヴュー見てもらえば分かるが大体・大概ネタバレしてるw
それでも(だからこそ)観たが,なかなか面白かった
個人的に "仕事とは?" で得る発想が多かった
あらすじは自分で見てほしい

ある時から彼の仕事に金銭が発生しないことを知るが
ニコラス・ケイジは清掃をやめない
彼はきっちり仕事をこなす
いわくつきの人形もまたゴミで清掃対象なんだろう
風習やら霊やらは彼には全く関係がない
彼はこの大陸(アメリカ?)の人間だと思うが何故これらに全く恐怖を感じないのか?
おそらくは興味がないから. が全てだろう
興味無し・無関心が全ての恐怖を無にできるのかもしれない
生きていれば またネットないし人とコミュニケーションを取っていればジンクスなり知るし 気にするだろう
ニコラス・ケイジはこの映画で一言も喋らない
だからこそ…なのかもしれない
個人的には
自己満足. また利己的な人間の圧倒的な強さを真に受ける
彼は自分で腕時計にタイマーをかけ, 休憩はキッチリ取る(たとえ他人がピンチでも)
これは近代的労働の影響だろう
休憩中はピンボールで遊びに興じる
他人が死にそうでもお構いなしで
ピンボールに熱中する
この神経の図太さというか無関心さは
社会そのものでもあるように思う
(休憩が終わると助けるので一応 頭にはあるようだ)
アメリカで無口とはどういうことか?
喋らないってことでアメリカ的正義な価値観に
アンチ的態度表明してるとも取れる
彼は人形をその腕力で粉砕するのだが
己の力が,  筋肉が大事と教えてくれる
また彼は休憩中にpunchというエナジードリンクらしきものを飲んでいるが, それは…エナドリ飲まなきゃやってられないくらい人生ってのはタフだ. と言ってるようで.
彼が唯一興味を示したのはピンボールだった.
ピンボールの掃除だけは休憩中に行っていた
遊び+休憩の大事さ
それは労働者そのもので下に見る人も居るだろうが
自分の狭い範囲の世界でそれは…とても, とてつもなく大事なことなのである
彼はこの世界で身につけたスキルでただサヴァイヴする
そういう映画だ.
ニコラス・ケイジ…最高な演技だったよ