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約8年ぶりに車を運転した話

大学1回生の夏に教習所を卒業して車の免許を取得しました。家の車で運転するものの、助手席の親父が発する言葉に恐怖を覚えまして、、、

「早よハンドル切らな!」「そんなこともできんかったら運転できひんで」と指摘するのはいいのですが、その言い方が怖かったんです。

何でそんな言い方されながら運転しやなあかんねんと思い、ハンドルを握りしめる手はガチガチで姿勢もめっちゃ前のめりに。その姿を見て親父に笑われるのですが、運転よりも何よりも普段会話をしない親父と車内の狭い空間にいることすら苦痛になり、ペーパードライバーになってしまいました。

買い物に行くとき、遊ぶとき、旅行に行くときに運転できたら行ける範囲が広がるのにな~と何度思ったことか分かりません。

でも、誰かの車で練習するのも気が引けるし、親父に助手席に乗ってもらうことは二度としたくないし、また教習所に通ってもその後なあ、、、とずるずる引きずって8年が過ぎていました。

親父と離れて暮らすようになり、同居している母親は元々運転免許を持っていません。

そんな中、近所に住む祖母が低血糖で意識がなくなってしまい、入院することになりました。祖母の近所の病院に空きはなく、家から離れた病院しか空いていません。

90歳の祖父も足を引きずって歩いていて、認知症が進んできていて祖母が入院している状況をなかなか理解することができません。

病院と祖母の家を行き来してバタバタする母を見て、私にできることって何やろう…と考えた時、今こそ運転しやなあかん時や!脱ペーパードライバーの時や!と思ったのです。

通院、買い物、美容院に行くことも、車で連れて行くことができれば、少しは負担が減ります。そのためにもまずは運転できるようにならなと思い、前から気になっていた出張ペーパードライバー講習をお試しで受けてみることにしました。

近場の教習所でもペーパードライバー講習があるのですが、お試しでも入会金も取られてしまい値段が高かったのです。

そのため、値段も比較的リーズナブルで、運転したい範囲で指導してもらえて融通の利く出張ペーパードライバー講習を選びました。

講習お試しの予約をした後は10年ぐらいぶりに教習所のテキストを開き、YouTubeでペーパードライバー向けの解説動画を見あさりました。

運転に対してというよりも、助手席の親父がトラウマで運転から離れていたので、意外と運転できるんじゃないか、そんな予感がしていました。

教習当日、女性の指導員が自宅付近まで教習車で来てくださいました。

自家用車があれば自分の車で運転することができ、実家の車を使うのであれば実家からスタートして指導していただくこともできるそうです。便利!

交通量が少ない場所まで連れて行ってもらい、そこで8年ぶりに運転席に座り、運転することに、、、

一角をぐるぐるしたのですが、最初は運転してるというよりも車を動かしている!動いている!そんな感覚でした。

一時停止、駐車してる車の避け方、左折、これこれ久しぶりの感覚!ってなりました。

しばらくぐるぐるした後、車が行き交う一般道(表現合ってるのかな 笑)に出て、地元を走りました。

右折と速度を出すことは少し不安があるのですが、助手席の人が違うだけで精神的に全然違いました。指導員の方は指導するために来てるんやから、優しく丁寧に教えてくださることが仕事ということが大前提なのですが、お試しの教習を受けて前向きになることができました。

教習を終えた感想は、思っていたよりも大丈夫!でした。親父の圧が何よりの恐怖でした。

1日でも早く運転の感覚を取り戻して、祖父母の負担を減らしたい、自転車では行けない距離の飲食店に行きたい、わくわくしています。

運転しなければならない状況になったことをプラスに捉えて、精進していきたいと思います!

#ペーパードライバー #運転 #車 #ペーパードライバー講習 #ひとりごと

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