詩| 君が「生きろ」と言うから
気絶するように眠ったら
きっと色のある夢を見て
幸せな気持ちでいられるんだろうな
枕に染み込んだ涙が
見てた夢の内容を示している
何もかも失ったつもりで
ここのところ喪失感に支配されていたけれど
いつだって
何かを求めたら
何かを失くすことは
……わかってたはずなのにね
一筋の光が差し込んだら
立ち上がる準備をして
光に焼かれたら
倒れ込むことはできないね
爛れた背中が治るまで
立ち向かって進むしかないんだ
君が光だって
君が希望だって
思い込んでいいから
弱さを隠したままでいいから
照らされた道が正しいなんて誰が言った?
また 気絶するように眠って
夢の中だけでも
優しい気持ちでいられるように
今日も背中を焼かれながら
進むんだ
疲れたら
背中の痛みも忘れて
気絶するように
眠ればいい
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