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「モザイクジャパン」感想

※( 何 故 か センシティブ判定を喰らってしまったので一部編集しました)

「ひとりアドベントカレンダー」2023/12/03 更新分

今日は「モザイクジャパン」を観ました。なんだこれは

この作品は「▪︎▪︎▪︎▪︎業界」を舞台に、主人公の成功と破滅、色恋を
業界の闇や社会風刺と共に描いたいわば「▪︎▪︎▪︎なSHIROBAKO」だ。

最初からおっさんとOLが▪︎▪︎▪︎するシーンで始まるし話の半分くらい誰かしらが▪︎▪︎▪︎▪︎してるんだけれど、でもそれで股間の万策が尽きることはおそらくないから安心して欲しい。

リストラされて故郷に帰ってきた主人公:常末が地元の大企業GALAXYZに再就職するところから物語が始まり、
普通の企業だと思ってたら実は▪︎▪︎の会社だったというドタバタコメディが展開されたかと思えば、
そんな▪︎▪︎企業で街が潤い変わりゆく田舎に振り回され、
▪︎▪︎▪︎▪︎サイトの社長の座を手にいれるというサクセスを掴むも
社長の九井に対する嫉妬で狂っていき、そして全てが崩壊していく。

この怒涛の展開と世の中を皮肉るパワーワードの絨毯爆撃、それと▪︎▪︎▪︎▪︎、あと▪︎▪︎▪︎▪︎、そして▪︎▪︎▪︎▪︎に圧倒される。
これが1話30分の全5話で繰り広げられるのだから話のスピード感がものすごい。

大雑把にまとめるとこんな話ではあるけれど
もうちょい深掘りして今作の魅力をいくつか挙げると、一つは印象的な台詞の数々による業界の闇や社会に対する問いかけだろう

象徴的なのは冒頭の九井による一連の台詞で

「モザイクしたからって本番しているのに代わりはないじゃないか。」
「モザイクかけたからって売っていいっていう法律はないじゃないか。」「▪︎▪︎は禁止されているのに▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎はある、賭博は禁止されているのにパチンコ屋はある。」
「なんでだ?どうしてだ?」
「そういう”テイ”でやってますよ、っていう事なんだよ。」

と冒頭から現代社会に鋭くメスを入れる。
世の中そういう体裁を守るために歪な事が罷り通るし、その一つが▪︎▪︎で表向きを取り繕うためにモザイクがあり、その向こうには地獄が広がっている。
そしてこの作品はそのモザイクの向こう側へ足を踏み入れたばかりに苦しむ人々の姿が映し出される。
主人公の常末はもちろん、この話を切り出した九井自身もまたこの歪みに振り回されていく。


そして常末の▪︎▪︎▪︎▪︎業界に堕ちて破滅して行く様も見所で、


最初は純粋故に会社に馴染めず、昔の友人たちが▪︎▪︎作りに勤しんでる様を受け入れられずに孤立していく。
そして▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎メーカーの社長の座につき喜んだのも束の間、その座につけたのはトカゲの尻尾にするためでそれにブチギレた常末は好きになった女に振り向いてもらうために会社を乗っ取りのし上がってやると覚悟を決める。しかしその女には「社長との▪︎▪︎▪︎じゃないと濡れない」と†格付け†されてしまう。

そこからの転落ぶりが凄まじい。

▪︎▪︎撮影を▪︎▪︎▪︎▪︎と勘違いして止めようとするような奴が「そういうさ、おしゃれな俳優さん女優さんがやるようなカッコいい▪︎▪︎▪︎▪︎の映像なんていらないんですよ」「穴の奥の奥まで見えそうなやつ撮ってよ」と撮影陣に怒鳴り散らかす。演じる永山絢斗の狂っていく前後の演じ分けが素晴らしい。

そしてまるで人が変わったかのように業界にのめり込んで行きデカくなるけれど、その権力と金で何するかといえばヒロインの桃子をアイドルにしようと芸能界に売り込みをかけるとかいう、地下アイドルに貢ぐヲタクくんみたいなことをする。
でもその夢は全く叶わないし、桃子はそもそもそんなこと望んじゃいない。
自作した嘘のファンレターをすぐ見破られる様はなんだか痛ましい。
それでも諦めきれない常末は会社の金を全て使い果たし、ついには九井を殺そうとするも未遂に終わり桃子はに振られ警察に逮捕されてしまう。 

どこまでも堕ちていった果てにラストはGALAXYZの社長に返り咲き、新入社員に九井のセリフを言い聞かせるという因果応報で締めくくられる。
平凡なビジネスマンが辿るにしては壮絶な人生すぎやしないか?

他にも九井役高橋一生というのが良い。

エキセントリックな狂人の演技をする高橋一生からしか得られない栄養素は確実に存在するし、それはとても健康に良い。
ペヤング食ったりハンバーガー投げつけたり、男の身体で▪︎▪︎▪︎▪︎しながら▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎の場所をレクチャーしたりと本当に意味不明なことをしながら「俺たちはヘリコプターの影だ。棒と穴の間に生じたヘリコプターの影だ」「▪︎▪︎はモザイクに隠されたジェノサイドだ」等の裏社会の本質みたいなのを語る。それだけで画になるしそのシーンだけでお腹いっぱいになれる。


まとめると▪︎▪︎業界というアクの強いテーマを取り扱った作品にしては脚本も演技も高水準でまとまっていて、観た後に今までと違う解像度で▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎で過酷したくなる。そんな作品だった。

でもやっぱり、

エッチなものはダメ、死刑!!

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