「DAUGHTER」感想
2023/12/16 更新分
先日初日舞台挨拶に行ってきた。
ガリレオの印象的なBGMから覚悟の準備でお馴染みのあの例のジョルノの曲等を手がけた作曲家菅野祐悟が監督として映画を撮ったというところで、
「作曲家出身の方が一体どんな作品を撮るのか」スゲ〜気になったのだ。
幼い頃に母を失った娘 美宙と亡くなった妻の影を追う父 晴人。
ある日晴人が美宙を食事に誘ったところから始まる普遍的な愛を描いた作品。
ゼロポイントフィールド等量子物理学をテーマにしているがフレーバー程度にしか取り扱わず、あくまで描いているのは普遍的な家族愛であるのが特徴であろう。
それを竹中直人の円熟した演技と美しい映像と菅野祐悟の美しい劇伴曲で彩られる。
この作品の特徴はそれらの要素から成り立つ鮮やかで透き通った空気感だろう。この雰囲気に60分間入り浸れるのは何よりの魅力だ。
高尚な物語を楽しむというよりは美術館で美しい名画を鑑賞するような、そんな作品だった。
現在21日までヒューマントラストシネマ渋谷で毎日舞台挨拶とミニコンサート付きで公開されてるのでなんかオシャレなものを見たい方は是非に。
https://ttcg.jp/human_shibuya/topics/2023/12111300_25263.html
サントラも現在サブスク配信されてるのでまずはこれを聴くのもあり
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