インド 鉄道事故
6月2日、インド東部で列車が衝突した事故では275人が死亡しました。事故原因については、信号のトラブルで特急列車が誤った線路に入ったことが原因だとみられています。
事故原因に関する暫定調査では、特急列車に誤った信号が送られたことが原因とみられ、特急列車が本線から迂回路線に入り、そこに停車していた貨物列車に突っ込み、さらに衝突の影響で特急列車の一部が脱線して、別の線路を走っていた列車にも衝突して被害が拡大したようです。
2022年12月、インドの脱線事故に関する調査が発表されていました。2017年から2021年にかけて、なんと1129件の脱線事故が発生していて、その原因を調査したものです。
1129件の事故の主な原因は:
保守管理(線路のメンテナンス不備)422件
運用(ポイントの誤設定)275件
機関(車両不良)182件
運転(スピード超過など)154件
となっています。
きちんと鉄道を運営することは大変なことであることがよく分かります。
日本でもまれに脱線事故が起こりますが、インドのように5年で1000件以上ということは無いように思えます。
相当な運営ノウハウが日本の鉄道会社各社には蓄えられているということかと思います。
日々の安全な鉄道運行を提供していただいていることに感謝したいと思います。
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