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AIが人間の仕事を奪うという言説に対する反論(厳密には反論ではない)

AI (人工知能)によって人間の仕事が奪われる。そういう話をよく聞く。
最初は、AIが働いてくれるんだったら、遊んで暮らせるのではと考えた。けど、これは現実的ではない。単純に言うと、資本家が労働者の代替品としてAI を使うので、何もせずに生活ができるわけではない。歴史的に見てそれはありえないか、かなり難しい。AIによって独占が起こり、格差が拡大するというのが、無難な予想だろう。
とにかく、AI によって仕事が奪われるということは否定しない。それによって、生活が大変になるのでは、という不安もわかる。でも、この言説には大きなミスリードも含まれている気がする。
よく思うのだが、AIの出現によって、新たな仕事が生まれるという考え方があってもいいんじゃないかと。
車の発明が御者(馬車の運転手)の仕事を奪ったかもしれないが、車は整備士からタクシー運転手まで多くの仕事を生んだ。技術というものはそうではないだろうか。仕事のフィールドを変えるだけと言うか…。
例の言説には続き(ミスリード)がある。AI に仕事が奪われる、残るのは創造的な仕事だけ、だから生き残るためにクリエイティブになろう。というやつだ。
減ったキャパをとりあうためにクリエイティブになろうとい思考がそもそもクリエイティブじゃない。
新たな仕事を生み出すという発想が、世の中を見ているとあまりに少ない気がする。誰か、今後10年で生み出される職業ランキングでも作ってくれないかな。

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