見出し画像

コロナ禍の高校留学―クリスマスキャンプでの隔離事件

12月22日を最後の登校日として、クリスマス休暇が始まりました。この日なんと学校はガラガラで静まっていました。最終的に同じ学年の人が8人いてみんなで学校の創立周年記念の動画鑑賞をしました。聞いてみると、休暇前の学校は授業がないので来なくてもよかったそうです。そして翌日から1月4日までクリスマス休暇中に行われる国際キャンプに参加しました。Dublin City Universityと呼ばれる大学寮に滞在し、アイルランドに来ている留学生が集まってアクティビティや食事を共にし、国際的に交流をしようというものです。参加者は38人。国籍はドイツが一番多く、次にスペイン、他には中国や日本やスイスから来ています。部屋は広くてトイレシャワーも付いていて、快適です。寮に着くとまず鼻に入れるタイプの方のPCR検査がありました。綿棒のようなものを鼻の奥まで入れられて一瞬痛みは感じました。翌々日に結果が帰ってきて全員陰性でした。よかった。25日レストランが閉まるまでの2日間の食事は大学のレストランで食べました。クリスマスのランチはアイルランドやイギリスで伝統的なディッシュでハムやターキーやマッシュポテト。どれも美味しいです。

ファイル_042

ファイル_038

ファイル_031

しかしながら、アクティビティはもともとあったスケジュールとは全く違うものでした。着いた日の夜にオリエンテンショーンで自己紹介をすると書いてあるのですが、部屋で待っても連絡はなく、24日にクリスマスギフト交換と書かれていたのに、それは映画鑑賞に変わっていました。アクティビティを期待していたので正直がっかりしました。とにかく初日に話しかけた中国人やドイツ人と仲良くなろうと自分から積極的に会話をしたりして、時間を無駄にしないように努力はしていました。

ファイル_030

ファイル_041

ファイル_040

ファイル_043

始まってキャンプ5日目にして凄まじい出来事が。遅れてきた人がPCR検査をしたところ陽性。それ以降1週間半キャンプが終わるまで部屋で隔離をせざるを得ませんでした。数日後には留学生全員がPCR再検査。案の定、感染は広まっていてドイツ人の友達にも感染していることがわかりました。自分は感染せずにすみましたが、キャンプ中、年越しと誕生日をひかえていた自分にとって、年越しと誕生日を一人隔離部屋で過ごすという、人生でもすごく稀な経験になってしまいました。キャンプはこのように想定してない出来事だらけでした。この経験を通じて期待しすぎないということを学びました。状況がすぐに良くなると期待していると、そのぶんそうならなかったときの落ち込み、ダメージが大きく、悲観的な目も持っておいたほうがいいということを知りました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?