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ビザスクの有償インタビューが割とお手軽だったという話(予算:5万円で5名)

こんにちは。

ベトナムでフリーランスしながら自身の事業立ち上げを企画しておりますジョマです。

先日こんなツイートをしました。


プロダクト・サービス開発では、顧客 → 課題 → 解決策 → プロダクト → 市場 の繋がりに対して仮説検証を繰り返して、確度の高いプロダクトを世にリリースする必要があります。

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出典:https://review.foundx.jp/entry/startup-fit-journey

その中で、顧客の設定課題の定義は肝心要の第一歩。これを検証する手法としてはユーザインタビューが一般的です。

皆さん、ユーザインタビューの相手はどのように確保していますか?大体こんな感じではないでしょうか。

① 知り合い、もしくは知り合いの紹介
② アンケートを実施して回答者からピックアップ
③ 調査会社に依頼
④ マッチングサービス・クラウドソーシング
⑤ 顧客・ユーザに直接依頼

今回、企画しているプロダクトについてビザスクを活用したユーザインタビューを実施してみたので紹介します。(上で言うと④)


ビザスクとは?

株式会社ビザスクが提供するスポットコンサルのマッチングサービスです。今回は、個人でも1時間単位でコンサル依頼を行うことが出来るビザスクliteを利用しました。


なぜビザスク?

ユーザインタビューのトピックが「ベトナム企業における売上の請求・回収業務」というニッチな領域だったので、知り合いだけでは人数が足りない。でも調査会社にお願いするほどでは。。。という状態でした。

あと数人インタビューしたいというレベルだったので、応募の中から必要な人数実施出来るビザスクliteが適切な気がしました。相手の経歴を見て判断できる点もプラスです。

ここからは具体的なステップについて解説します。

Step 1:案件の登録

まずは案件登録です。案件登録の際には主に以下の情報を設定する必要があります。

募集内容:テンプレートあり。
謝礼金額:こちらの希望額。応募する側も金額提案。今回は1万円に設定。
募集人数:最終的に超えても超えなくても問題なし。3人に設定。
面談方法:電話・Web会議、オフラインなど。
募集期限:通常は2週間程度が目安。

予算は5万円で5名(一人一万円)だったのですが、何故か募集人数は3名にしてました。(実際のインタビュー人数が募集人数を超えても問題有りません。)

こちらが実際の募集案件です。テンプレートに従って記入しただけですが、それだけでもちゃんと網羅的な内容になっているかと思います。

注意点
・この時点では、こちらのプロフィールは非開示にすることが出来ます。
・謝礼金額は希望額となります。謝礼額より高い金額を提案される場合もありますが、それを受けるかは自由です。


Step 2:応募の確認+日程調整+決済

さて、募集案件を登録すると応募が入ってきます。今回は1週間ほどで計5件の応募をいただきました。

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応募いただいた方の提案内容や経歴を確認し、インタビューをしてみる場合はメッセージで日程調整を行います。(下の画像はイメージです)

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オンライン会議の録画をしておきたい場合は、このタイミングで了承を得ておくと良いでしょう。許可なく第三者には開示しない但し書きも忘れずに。

今回はしませんでしたが、こちらの謝礼金額より高い提案金額だった場合、ここで交渉もできるみたいです。根拠の無い値切りはしない方がいいので、余程かけ離れた金額でなければ提案金額をそのまま受けた方がいいかなと思います。専門知識が必要な1時間のインタビューだと1万円〜数万円が相場ではないでしょうか。

日程調整が済み、インタビューを行う段取りが完了したら謝礼金額の決済処理を行います。

注意点
連絡先の交換は決済が完了していないとできません。(決済前に連絡先をメッセージで送るとマスキングされてしまいます。)


Step 3:インタビューの準備

無事日程調整ができたら、インタビューの準備をします。

ToDo:インタビューの準備
① アジェンダを決めて資料を作る
② 質問リストを作る
③ 質問リストを事前に送る

当日は時間が限られているので、必要な情報を過不足無く引き出さなければなりません。従って、インタビューの質問項目のリストアップは必須です。

また可能であれば質問リストは事前に送付しておくのが良いでしょう。相手も必要な情報を収集・整理する時間ができますし、場合によっては事前記入して送ってくれます。

今回はこんな感じでExcelで質問リストを作成しました。

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Step 4:インタビューの実施

インタビューのアジェンダはこんな感じにしました。自己紹介も事前にスライドを作っておくと良いと思います。経歴や会社の紹介だけでなく、趣味などプライベートなことも含めておくとアイスブレイクになるのでお勧めです。

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インタビューのアジェンダ
自己紹介
:お互いの経歴や会社の紹介
検討中のサービス:課題、それを解決する方法に対する仮説
インタビュー:質問リストに沿って実施

1時間という限られた時間なので、タイムマネジメントが重要です。最初に時間配分を相手にも示すことで途中で話が脱線してしまうのを防ぐことが出来ます。

インタビュー中は、画面共有しながらその場で質問リストを埋めていきました。このようにすることで、相手と理解を確認しながら進めることが出来ます。聞き間違いとかもありますしね。

最初はこちらも結構緊張していたのですが、二人目くらいからはだいぶ慣れてきました。自分の仮説を繰り返し説明することで、漏れていた観点に気づくという効果もあります。

注意点
・時間延長になった場合、延長金額をビザスク上で決済することが出来ます。時間を過ぎた場合は、延長金額の要否を相手と確認しておきましょう。


Step 5:インタビュー終了後

インタビューが完了したら、ビザスク上でアンケート記入します。質問リストについては基本的にインタビュー中に埋めているので、終了後はもう一度読み直しながら記述を整理します。

実施したインタビューからの気づきや反省点があると思うので、次回に活かすということも大事ですね。

注意点
・追加で確認したいことがあれば、またビザスク上で追加で依頼する(指名相談)することが出来ます。今回のインタビューでは必要な情報を時間内に確認することが出来たので追加の依頼はしませんでした。


感想

結果的に、応募6名中3名の方に対してインタビューを行いました。感想をまとめておきます。

良かったこと
専門知識が必要なインタビュー相手を見つけることが出来る
大規模でなく数人程度のインタビューしたい場合に向いている
面談が終わらないと相手に謝礼金額が決済されないので安心
改善が必要と思ったこと
金額に見合った情報が得られるかはやってみないとわからない
アドバイザーの過去案件の評価が見れるといいかも

インタビュー対象がマスではなくピンポイント、だけど知り合いから探すのは難しそう。そんな時にビザスクでの募集が検討に値するかなと思いました。


最後に

ご覧いただきありがとうございました!

これからも起業関連の記事をぽろぽろ書いていきます。

ベトナムビジネス関連の人脈を広げたいと思っているので、興味がある方はDM下さい。


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