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花粉症ボトックスを受けてきた話

花粉症歴16年のtomokoです。3/5に「花粉症ボトックス」という施術を受けてきたので、今回はそのお話を。

花粉症ボトックスとは?

花粉症ボトックスとは高濃度のボトックス(ボツリヌス菌から抽出した成分)を鼻腔に点鼻し、鼻の粘膜に浸透させます。過剰な神経伝達物質の働きを抑制するというボトックスの作用で、鼻の粘膜の副交感神経の興奮を抑え、花粉症による鼻水や目の痒みを改善します。
また、治療に使用するボトックスは医療用の安全な濃度です。鼻から喉に流れて飲み込んでしまっても全く心配ありません。

美容医療界隈でよく耳にしますよね、ボトックス。エラに打って小顔にしたり、額に打ってシワを消したりっていう。
それらは筋肉に作用させてるわけですが、花粉症ボトックスの場合は鼻の中の神経に作用させ、アレルギー反応を鈍らせるというものです。

なぜ花粉ボトを選んだか

花粉症治療にも色々あります。通常の飲み薬・点鼻薬・目薬に加え、レーザー(鼻の粘膜を焼く)、シダトレン(舌下免疫療法)、ステロイド注射など。
その中でなぜ今回、花粉ボトを選択したか、理由は以下のような感じ。(※飲み薬・点鼻薬・目薬はずっと続けています)

・レーザー→私の症状は「鼻づまり」ではなく「酷すぎる鼻水」であるため、あまり効果が無いかも、と医師に告げられたこと、また、経験者から「鼻腔内にカサブタがある状態がずっと続くので、花粉症とは違った不快感がある」と聞いたことから断念。
・シダトレン→開始時期・毎日の服用・定期的な通院などの縛りが多いこと、スギ花粉にしか効かない(私はブタクサやハウスダスト等他のアレルギーも有)ことから断念。
・ステロイド注射→副作用の懸念から断念。
・ボトックス→副作用なし、鼻水と目の痒みに効く、効果は数日~数週間持続。

施術

自宅近くの美容皮膚科で受けました。(ボトックスという薬剤の性格上、取扱があるのは美容クリニックが多い印象です)医師から説明を受け、同意書にサインをしていざ施術。

施術自体はベッドに横になり、鼻の中に薬剤を垂らし込むだけです。垂らしたら、10分くらい寝たままの状態で薬剤を馴染ませて終了です。超簡単!!待ち時間込みで40分ほどで終了しました。

効果

施術直後から鼻水止まりました。エッ鼻めっちゃ通る!!なんかいろんな匂いがわかる!!ヒャッフー!!!!!とルンルンで帰宅。

去年の花粉の辛さが「10」とすると、今年(施術前)が「6」。

今年(施術後)は「3」になりました。

翌朝もモーニングアタック(朝イチのくしゃみ・鼻水症状)は普通にありましたが、それでも「3」です。化粧したそばから鼻かんでファンデが取れるとか、ハミガキ中にクシャミして泡を盛大に撒き散らすとかが無いんです。これだけでも全然オッケー。超オッケー。ストレス激減。センキューボトックス!

持続期間

5日で切れました。「かなり個人差があって、数日で切れる人もいれば3週間近く持つ人もいる」とは医師からの説明で聞いていたのだけど。残念ながら私は数日で切れるほうの人でした。高かったのに。

費用

初診料込で15,000円くらいでした。高っけ。それで5日間なので3,000円/日か~。う~~~ん。

※自由診療なので、施設によって料金はかなりバラつきがあります。私は自宅近くが最優先事項だったので、う~んとか言っちゃいましたが納得して受けてます。

注意点

花粉症ボトックス受けてみたいなって人がいたら、施術時の注意点をお伝えしておきますね。

口で呼吸してください。

鼻にボトックス液を垂らすとき、鼻は極力動かさず、口のみで呼吸してください。

私、ちょっとだけ、ほんのちょっとだけなんですけど、鼻で一瞬「ズッ…」ってしちゃったんです。

そしたらね、鼻から喉のほうに薬剤が流れてきて、上の図の赤いとこだけボトックスが行き渡らなかった感覚があったんですよ。

はい、皆さんお分かりですね?

5日間は赤いとこからピンポイントで鼻水出てました。術後の「3」のうちの「2」は赤いとこ。これは本当勿体なかった。「ズッ…」さえ無ければ、もしかしたら「1」だったかもしれない。これから受ける方には、くれぐれも「ズッ…」に注意して施術に挑んでいただきたいです。

リピート

持続期間は短かったものの、5日間はだいぶ快適だったので、たぶん来年も受けます。花粉のピークの時期を狙ってピンポイントで受けるのがいいかも。もちろん、他の対策もしっかりと取った上で!

花粉症に悩む同志に、少しでも役に立ちますように…。


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