見出し画像

互いを知ることで自然と対立する構造に陥らない

ヒミツキチ森学園にお邪魔しました。

葉山町にあるオルタナティブスクールで、小学生たちが学んでいました。今日は明日に控えた卒業式の準備を進めていました。

ここに通学する子どもたちは地元の小学校に在籍していることもあり、公立の学校と丁寧に情報交換をし、関係をつくっているというところが印象的でした。
知らないというだけで対立構造になってしまいがちだというお話には昨年までの職場での自分のマインドセットが重なりました…。

学習指導要領の要旨を読み解き、そこにデンマークやオランダのスタイルを組み合わせて独自に組まれたカリキュラムで教育が行われていました。カリキュラム編成においてはプロジェクトメンバーが組まれたように、学園に関わる活動には多くの方が携わっているそうです。

この日は数名の大人がいましたが、その数十倍、数百倍の集合知のもとで運営されているのでしょう。

プロジェクト学習では予算のヒアリングから外部の方との折衝などまで含めて、活動全体が学習となっていました。修学旅行や、アドベンチャープロジェクトなどかなり大掛かりで長期間にわたるものも異年齢集団で進められていました。
SARUSHIMA QUESTは見応えがありそうです。

一方、基礎学習を進めるプロックアワーでは、小学校の学習が卒業までに勧められるよう、設計されています。
しかし、カリキュラムが押し付けられるのではなく、あくまで学習者が予定を自己決定し、一週間のスパンで振り返るというサイクルが回されています。
この内省を促す営みがていねいに行われており、子どもたちの学びをポートフォリオにしたファイルが強力なキャリアパスポート化していました。
自己理解、自己分析、自己管理の力が育まれていく様がイメージできました。

逗子にオルタナティブ教育のうねりが高まっていることや、スタッフの方の彩鮮やかな来歴もお聞きできて豊かな時間でした。

お忙しい中のご対応に感謝いたします。

-----

私自身、オルタナティブな存在になろうと決心。
まずはみてくれから?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?