TWSの呪い part.1
以前KZ S1について書いたときに、不遇なTWS遍歴の事を書いた。そのことを書いてみる。
第一話 ~夜明け~
去る11.11、中国のECサイト、Aliexpressの独身の日のセールにてTWSを買うことにした。随分前からBluetoothカナル型イヤホン、QCYのQY12 Pro(左右有線)が壊れていたので新しいBluetoothイヤホンが欲しかった。そこで今回は左右独立して使いやすそうという思いからTWSに狙いを定め選ぶことにしたのだ。候補はXiaomiのRedmi Air Dots,QCY QS2(若しくはQS1),Bluedio T-elfと二千円前後の製品をターゲットとし、また予備に千円前後の安いのを一つ、ということにした。
とりあえず安いのはAir DotsクローンっぽいA6Sに決めて、本命の選定に入る。先ずはQCYかXiaomiか。概ねQCYにしようと思っていたところ、XiaomiはXiaomiだけあってケースカバーが充実している事に気づく。以前有線のPiston 2はタイミング的に買えなかったが、激安のPiston Dazzleを使用していて全くの不満のない出来だったのでAir Dotsとケースカバーを買うことにする。しかもA6SがAir Dotsクローンみたいなのでそれと同時に買うケースカバーも使えるかもしれない。しかしそこにBluedio T-elfが割って入る。11.11のセールで結構な安値だったのだ。しかもBluedioはオーバーイヤーのBluetoothヘッドフォンではいいものを作っているみたいで、一度買ってみたいブランドだった。もちろんA6SがAir Dotsクローンということだし、同じようなものを二つだと面白みがないという理由もあった。そしてQCYもbluetooth専門ブランドで以前から二機種所有しておりどちらも品質や音質、デザイン等総合的に満足度は高く捨て難い。しかも日本メーカーへのOEMとかもしてるので安心かも、と悩んだあげく結局は未知のBluedio T-elfにしたのである。そしてTWSの選定は終結した。
第ニ話 ~忍耐~
中華で注文するとShippingに関して忍耐を要する。総じて遅い。ところがAir DotsクローンのA6Sはなかなか素速く到着した。11.11の独身の日で今年も結構買ったが、その中でも最初に到着した部類である。ひゃっほーい、初めてのTWSに小踊りする。A6S、これは白い筐体だが赤いカバーを買っている。ショボい、いかにもバルク品っぽい包装が嫌でも気分を下げる。そしてプラスチックは百円ショップ並みの質感だ。とりあえず充電は少しされているみたいなのでペアリングしてみる。ペアリングはできる。しかし左右の接続ができないのか片方しか聞こえない。ハード的にオンオフしたりして左右の接続をしてみるが、接続されているようだが繋がらない。左右の接続が明確に分からないのがTWSの欠点だろう。充電もせず残っていたバッテリーなので一度完全に充電してから確認することにする。しかしそれでも左右は繋がらない。ペアリングはされるが左右だけがダメだ。早速セラーに連絡である。返金!返金!返金!いや、返金してくださいお願いします。面倒くさいが返金を求める作業である。決まっている作業だがビデオの提出を求められる。こちらも返金と障害を分かって欲しくて音が入らないという事を強調したつもりでビデオを撮る。提出するとあっさり返金決定である。ちなみにAir Dotsクローンの廉価版A6Sの片方だけの音だが、酷い。百円ショップのモノラルイヤホンである。返金と返金によって新しいのを選べる事に内心喜ぶのであった。ちなみに壊れているA6Sは今もここにある。
第三話 ~新顔~
A6Sの体たらくの後、Air DotsクローンのA6Sの反省からクローンは止めて返金にお金を足してRedmi Air Dotsそのものを注文することにする。サクッと注文は終わる。脳天気なオレは注文するだけで満足してしまう。さて、そこそこ待っていると一か月はしないくらいでBluedio T-elfが届いた。やったぜ。またまた小躍りである。黒に黄色の憎いやつである。ほっほー、今回は完動だ。早速音質を確かめてみる。…色々聞いてみたりしたがあまりよくない。最低クラスではないものの、Bluedio、これでいいのか?という出来で少しがっかりした。A6Sの音を少しマシにしただけのように感じる。イヤーピースを変えてみようと思い低反発のウレタン製のに変えてみる。がステム部分の直径が極太なので無理やり押し込まなければならない。そうして音は少しはよくなったが、それでも普通の安いカナル型イヤホンの少し下くらいだ。酷いとは言わないがよくはない。でも外で歩きながらがメインだからいいだろうと一応満足することにする。どっちにしろBluetoothで有線じゃないしソコソコの音質あればいいかな、と自らを慰める。一つ大きな欠点は左右の違いが全くないという事だ。右が左で左が右か。一応間違えていないかを確認し安心した。と同時にどちらかに何らかのしるしをつけないといけないなと思った。
part.2に続く...
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