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063_クリスマスカードを作っています

毎年クリスマスカードを作って、旧友に送っています。

結婚したその年からやっていますので、昭和時代から続けています。なぜクリスマスカードを書いたかというと、その年に年賀欠礼を送ってきた人に返事をしたからです。「メリークリスマス」とは書けませんでしたが、何だか寂しいので送ってあげました。

そうしていつの間にか特定の旧友に送る習慣がついたのです。

その数は年々減っています。亡くなった人や、特定の老人の施設に入って手紙のやり取りができなくなった人など、の理由があります。

本当に、音もなく消えてしまった人もいます。その人は癌で亡くなったのですが、その直後にバタバタと親族が亡くなり、お葬式どころではなかったそうです。そうした事をクリスマスカードが宛先不明で戻って来た時に知ったことがあります。
戻ってきたそれを見た時に、私は直感で「もうこの世にいない」と思いました。携帯電話を一切かけずに、その住所に足を運んだ時に見たものはさら地になった土地でした。不動産会社の「売地」ののぼりが風に揺れていて、ご近所の方に話をうかがって、改めて事の次第を知りました。

クリスマスは嬉しい楽しいにぎやか… であると同時に年賀欠礼の時期でもあります。毎年、ぎりぎりになってデザインを作るのですが、そうした寂しい記憶が蘇る事もあります。

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