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050_同窓会に出る人、出ない人

同窓会に出る人、出ない人はハッキリと分かれるようです。私は出ない人。

ずいぶん昔に亡くなった義父が言ってましたね。
「同窓会に下手に出ると厄介な事になる」

学校を卒業して、20代まででしょうか。割と普通に同窓会らしい同窓会の雰囲気を味わえるのは。
中高年になるとちょっとディスタンスが必要なようです。私は出ない人ですが、何となく分かります。

宗教やらネットワーク販売やらの勧誘。投資、共同経営の誘い、過剰な自慢話、その逆の重たい打ち明け話、そして不倫。

もちろん、そんな話題とは無縁の健全な同窓会も多いとは思います。でも、根本的に私は性格上、人付き合いが苦手ですからね。昔のクラスメイトは懐かしく思う反面、面倒くさいという気持ちの方が強いです。

私の母親は、つい最近まで同窓会に出ていたようです。もうかなりの高齢ですから、同窓会に付随するような飲み会や仲良しの温泉旅行など、結構な回数を行っていたのですが、行かなくなりました。
そういう人は多いと思います。次に会うときは誰かの葬式だね、というのが最後に交わした言葉、という感じでしょうか。

義理の姉は同窓会に出るタイプです。田舎の近所の交友を保ち、地元での諸問題の解決に役立てているようです。地元の問題で言えば、介護、葬式、墓場、家屋の処分、土地の売却…、本当に気が重たいような問題を解決するのに、交際費を惜しむという事はしていません。

母親と義理の姉との共通点は、田舎の長女である事です。そして都会に出てきて、人生そっちの方が長いという事ですが、そう見れば同窓会に出るというのは、ちょっとした事ですが、地元とのつながりや責任感のちょっとした現れでしょうか。

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