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とりあえず、やってみよう。で、詩を書いた

ご無沙汰しています。tsushiomaruです

観る絵本と称して動画で見る紙芝居のようなものを作っています。今も新作を目下製作中ですが、本業の仕事だったり今後の身の振り方だったりを考えていたら、こんなにも間が空いてしまいました。

また間が空くかもしれません。が、元々noteは自分の頭の中を整理するために始めたものなので、誠に勝手ですがご容赦ください。

さて、今日は制作の話ではなく、作詩の話です。

僕はイラストを書いたり、映像を撮ったり、音楽を作ったり、お話を考えたりと様々なことに興味があります。

その中でも音楽は昔からとても好きです。
僕には上に姉と兄がいるのですが、その2人が幼少期ピアノを習っていたのにも関わらずその2人が挫折したから「どうせこいつも挫折するだろう」とピアノを習わせてもらえたなかった末っ子の僕です。が、今では家族の中で一番音楽に触れ、一番楽器を弾いています。

そんな僕は趣味程度に音楽を作ることがあります。高校生の時に作った音楽を除けばすべて歌詞のないインスト曲です。高校生のときに作った歌詞のある、いわゆる歌ものの曲も2曲のみ。基本的には歌詞のない曲を作ります。

それは単純に、作詞が出来ないからです。

ダサいんですよね。なんか、自分の言語化
でもそれってよくよく考えてみると、言葉にする努力というものを全くしてこなかったことに気が付きました。

音楽を作るときは、その前にコードがどうとか、キーがどうとか、そういったことを勉強してから作ります。

でも詩は、何も考えたことがなかった。
社会人になって人に何かを伝える上での言葉選びとかで初めて言語化というものに気を配り始めた僕です。詩を書く努力なんて1ミリもしてこなかった。

そりゃそーだ。ダサいわけだ。

そーやって理由をつけて納得していたんですけど

ちょっと練習してみよう

そう思ったわけです。
そんなときふと下記の記事を見つけました

あいうえお詩作、、、、やってみるか

特に深く考えず、とりあえずやってみようと思いました。
僕が何かを始めるときはいつもこのテンションなんです。うまくやろうとするけど、たいてい失敗するし、失敗したって誰かが見てるわけじゃない。最悪なかったことにすればいい。だからとりあえず手を付けてみようと

でも今回は、noteとして残してみようと思います。
理由は2つです

1つ目、やってみたら異常に楽しかった

筆が止まらなくなりました。
あかさたなはまやらわ
それぞれの行であいうえお作詩をしてみる。ただそれだけなんですが、意外と1文字目を指定されると頭にぽんと単語が浮かびます

「あ」

と言われたら「朝」とか、その後どういった詩にしようかとかを全く考えなくても単語が浮かびます。正直見切り発車ばっかでした。でも、意外とちゃんと着地するものもあって、頭に出てきた単語とその言葉の音が持つ特色を広げるような感覚で文字を連ねていく行動がすっごく楽しかった。

僕の場合

「あ」をこうして、「い」をこうして、「う」はどうしよう、「え」はこうだな

ではなく、

「あ」!「朝」だなー。「い」のことは「い」のときに考えよう。「お」の着地なんか知らん(笑)

くらいの勢いでやりました。でも、不思議なものでこれでも意外とうまくいく。そのぽんと自分でも予期せぬ単語が浮かび上がる感覚と、その着地が出来たときがとにかく楽しかったです。

2つ目、これは誰かが見える場所に置かないと練習にならないと思った

モノづくりをしてると、結構自分で判断できることが多いので、練習するときとかって密かにやるですけど、言葉を練習するとなった瞬間その感覚が持てなくなっていることに気づきました。

やっぱり言葉は自分だけのものじゃないんだなと
言葉は、誰かに何かを伝えるためのものなんだと

そう感じたわけです

だから、下手くそでもなんでも残してみようと思います。

この記事に出会えたことに感謝だし、とりあえずやってみようと思ってペンを手にした自分もちょっと褒めてみようと思いました。


あ行

朝になると
いい匂いがして
ウトウトしながら
笑顔になった
おはよう

か行

神様なんていない
気付いたわけじゃない
空白を埋めてきたのは
蹴飛ばされても 歯を食いしばったのは
ここにいる僕だ

さ行

差別はなくならない
正直、そう思う
少しは減るかもしれないけれど
せめて、自分が生きる時代くらい
そらさないで、見つめていよう

た行

他人がなんて言おうと
血を流す人である限り
積み木を崩すように
手を伸ばして
取ればいい

な行

なかなか踏み出せない時は
虹を探しなさい
沼を見つめなさい
根をはらないよう、空を仰ぎなさい
残りではなく、先を見なさい

は行

端っこにいた
陽の当たらない場所で
ふと前を見れば 知らない人がいた
変なやつだと思った
本当は、それが僕だとわかってたけど

ま行

間に合うかな
みんながいるところへ
向かっているのか、戻っているのか
メンドクサイと言いながら
猛ダッシュしてるんだ

や行

やあ、僕は君を知っている気がするよ
有識者の1人さ、そうだろ?
よろしくどうぞ 死神さん

ら行

ランドセルみたいに
輪郭が鮮明で
ルールがあるようでない
レールを敷き直すような
老人でありたい

わ行

忘れるな
「を」と
「ん」のことを

わ行はやらなくてよかったらしいです笑
正直、よくわからないのもあります笑
でもそれでいい

これが下手なのかうまいのかすら、僕にはよくわかりませんがひとつの記録として残しておきます。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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