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寝る前のスイッチ「ピッ!」

ようやくわが家のキッチンに炊飯器が設置された。

一年くらいは炊飯器なしの生活だったと思う。

前に使っていた炊飯器のお釜が古くなったタイミングで、手頃な価格の土鍋を買ってご飯を炊いていた。

土鍋で炊くと美味しい気がする。

お米がふんわりして、お弁当に持っていって冷えても美味しい、、、気がする。

とにかく妻はご機嫌だ。

電気でお米を炊くのが久しぶりなのと、欲しかった圧力炊飯器を手に入れて調理ができるのが嬉しいようだ。


お弁当をつくるため

このタイミングで圧力炊飯器を購入したのには、美味しいご飯を食べること以外にもう一つ目的がある。

それは、小学1年生の子どものお弁当問題。

夏休みに突入し、子どもはトワイライトスクールに通う(学童的なやつ)

そのため毎日お弁当が必要になる。

朝のバタバタする時間に土鍋でご飯を炊いている余裕はない。

そこで予約タイマーのついた炊飯器の力を借りると結論になったわけだ。

当然、圧力炊飯器はめちゃめちゃ便利。

そんなこんなで、毎日のお弁当づくりは順調だ。


材料を放り込むだけ

圧力炊飯器の便利なところは、具材を切って放り込むだけの点。
豚の角煮や肉じゃがなど、具材を放り込めばあとはボタンを押すだけ。

材料を準備して、
材料を下ごしらえして、
合う具材を準備して、
放り込むだけ。

そんなことを考えていると、ふと思い出したお話があった。

何かの文章で読んだのか、どなたかがお話されていたのか記憶が定かではないが、次のようなことを話されていた。

何か新しいアイデアやひらめき、打開策を得たい時、
ある程度知識を入れたらあとは寝ることにしている。

そうすると、寝ている間に脳が知識と知識をつないでくれるから。

この話を聞いた時、とてもしっくりきた感覚を覚えている。

睡眠中や朝起きた時に、ふとアイデアが頭に浮かぶ経験は誰もが経験したことがあるのではないだろうか。

日中、必死に考えても何も生まれなかったのに、
寝たら「こんなことか」とあっけに取られるくらい簡単にアイデアが浮かぶこと。

そして、この話と圧力炊飯器の話が似ているなぁと感じた。

肉じゃがを作るとき、むやみに色々な食材を放り込めばいいわけでもなく、

ダシを吸ってくれる食材や、相性の良い食材を入れる必要がある。
また、丸ごと放り込むのではなく、カットしたりして煮崩れしないようにしたり、
吸収しやすい状態にするなど下ごしらえが必要だろう。


このことを頭に置き換えるならば、マーケティングの施策を考えるのに、
漢字や古典の知識をいくら入れても繋がらないだろう。
また、知識をそのまま「読みました」で済ませるのではなく、
「10項目のうち、この3つは我々のサービスでも使える方法があるかもね」と
少し考えた状態で終わらせておく

そうすることで、寝ている間に脳が思考の引き出しを開けては閉めを繰り返し、
繋がりそうなものを勝手に結びつける。

とにかく、繋がりやすい状態にしておくことが大事で、
あとは睡眠のボタンを「ピッ!」と押すだけで自動に調理してくれるわけだ。


圧力炊飯器と脳の話。
少し飛躍しすぎかもしれないが、似ていると感じたので書き留めておきたいと思う。




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