Photo by ar524 【詩】春風 1 宇野将実 2024年4月18日 01:09 終端が眩ゆい煌めきをある者に放ち生命の燃焼の幕引きを刷り込む薄桃色の春風が体を撫ぜ渦を巻いて見返りながらさってゆくその者は川端に沿って続く道に立ち胸中に芽吹いた植物の匂いを鼻腔いっぱいに溜め込んで土に還るという標本的な定めを薫風を睫毛に受けるが如く心持ちでそれを身に引き寄せた ダウンロード copy #詩 #言葉 #春 1 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? 記事をサポート