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【詩】汽車と私

いわゆる二等星です
汽車の脇腹に飾るのです
よく空を走らせるから
なかなかの見ものですよ
金砂子をうしろに引いて
ほとんど縦に翔ますから
見あげる私も星ごと
宇宙に放り出されたように
上も下もなく回りはじめます

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