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続・繊細すぎるエピソード

A先生が感じた入園前の「アレ?」
一つのエピソードの一つが断乳のときのこと(こちらの詳細は「娘ちゃんの成長プロセス②~所見は取れるか、取れないか」)。

もう一つのエピソードを今日はレポートします。

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驚くほどの感度の高さと警戒心の強さ

ファミリーサポートのサービス(以下、ファミサポ)を使って、娘を見てもらうことが5か月頃からありました。
警戒心の強い娘なので、毎回固定でお願いできて保育士経験のある、とても信頼できるMさんにお願いしていました。

2歳になったばかりの頃のことです。

ファミサポをお願いしていた前日、Mさんのお子さんが怪我をしてしまったとのことで、Mさんの知人Cさんにファミサポ担当を交代させてほしいと連絡がきました。
心配もありましたが、Cさんも保育士経験があるとのことだったので、大丈夫だろうと思い、Cさんにお願いすることにしました。

Cさんとも電話で事前に打ち合わせはしましたが、見通し支援の必要性をそれほど感じていない時期(“症のつかない自閉スペクトラム”と診断を受ける前)でもあったので、本人には特に説明をしなかったのです。

翌日(ファミサポを利用する当日)になると、夫が朝仕事へ出かけようとすると「とぉと(父)と一緒に行く」と言ってぐずりました。

そんなこということはそれまで一度もなく、何を言っているのかなと思っていましたが、どうやら異変に気付いていたようです。

行きつけの児童センターで遊んでからCさん宅へ行こうと考えていたのですが、「絶対に行かない」と大泣きして、頑なに家から一歩も出ようとしません。
Mさんに預けるときも児童センターで遊んでからMさん宅へという流れにしていたので、流れ自体は娘には同じだったはずなのです。
「ぜったいにイヤだ」と泣き続けるので児童センターに連れて行くのは諦めて、機嫌を直してから車に連れて行ったのですが、車まで連れて行っても「行かない!」と大泣きしてチャイルドシートに乗ることを反り返って必死で抵抗します。

小一時間そんなやりとりが続き、泣き疲れて寝てしまった隙にチャイルドシートに乗せようとしても、すぐに目覚めて抵抗するというのを繰り返し・・・結局どうにもなりませんでした。
そのやりとりを聞きつけて隣に住む義母が出てきてくれ、最終的には義母に預かってもらいました。

驚くのは、Mさんからの一本の電話、その数往復のやりとりで“明日のファミサポは何か違う”と察知してしまう娘の感度の高さと警戒心の強さです。
Mさんから電話を受けた後、娘のいる部屋を出て話していたのですが、その雰囲気や、私がMさんの息子さんの怪我について「大丈夫ですか?」と言っていたのを聞いていたのかもしれません。

2歳になったばかりの言語理解力でどうしてわかったのか今でも不思議ですが、単語の断片と、電話の口調から「何かいつもとちがうことが起きている。」ということを察したのかなと思います。

本当に鋭いです。


鋭くない一面も

保育園でも保育士さん同士のやりとりをよく聞いていて、家で話してくれます。
大人同士の関係性を見抜いているようで驚かされます。
ですが人関関係などなんでも見破ってしまうようでいて、アンバランスなところもあります。

年中になってからことですが、保育園である日担任の代わりに入った保育士S先生について、「どんな人?」と尋ねたら、とても困った顔で「S先生が男か女か分からないんだよね」と言いました。
S先生は女性に多い名前だったのですが、そこから女性/男性を識別するのは当時4歳の娘にはまだ難しいのは仕方ないだろうと思いました。
しかし、よくよく聞いてみると、娘は40代以上ですごく髪が長くてしばっている先生以外は「男か女か分からない」「男だと思っていた」ということが分かったのです。
「男か女かはおまたを見てみないと分からないよ。どうしたらいい?」と言われて悩みました。
いろいろ分かっていそうで、ずれているところもある娘がかわいいなと思いました。

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保育園の先生が男か女か考え込む繊細娘ちゃんの一面。
男女の違いをおまた以外でどう見分けるか?
否、いまの時代、おまただけでは判断できないかも?!
そもそも男とか女とかって何??
考えれば考えるほど抜け出せなくなるのは私だけでしょうか。

みなさんだったらどんなふうに説明しますか?
思いつかれることがありましたら、聞かせてください^^


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