マインドフルネスな薬缶
この薬缶を使うとき、いま/ここを生きるしかなくなる
お湯を沸かしてポットに移すとき、傾ける角度に気を付けなければ蓋が開いて蒸気に触れ火傷してしまう
布巾から少しでも指がはみ出せば、そこでもアウト
蓋と布巾と右手、これらに集中するほんのひとときがマインドフルネスだと思う
これをしているとき、空いた左手は腰に当てられている
そう、両手に鍋つかみを装着しさえすれば何の危険もなくお湯を沸かせる
でも安全と引き換えに、薬缶とのマインドフルネスな時間を楽しんでしまう
この注ぎ口も、かなり美人
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