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ランチにマクドに行きました。 ・あまりお腹が空いてない ・何か食べないと夜まで持たない ・…
西側と東側を結ぶ大きな橋の下でサンカクは考え込んでいる。金網のフェンスで囲われた入り口に…
「先輩、僕は会社を辞めることにしました」 いつものように3時のおやつタイムを職場の屋上で…
「最近、コンビニが眩しくないかね」 昼休みにランチを一緒に食べている先輩が変なことを言い…
ふつか酔いで午前の貴重な時間をベッドの上でダラダラと過ごしてしまった僕は、そろそろ起きる…
妹が作ってくれた夕食をふたりで食べている夜。僕は以前から考えていたことを彼女に伝えること…
「白い布に包丁一本だけを包んでお店を渡り歩く料理人みたいだな。流れの職人といってな、むかしの日本では気難しい職人気質をつらぬく生き方が認められていたもんだ。おまえもせいぜい気張るんだな」 正月に顔を合わせた親戚の叔父さんが僕の暮らしぶりを聞きながら感想を述べた。 目の前の食卓には、百貨店で注文した三段重のおせち料理と、近所のお鮨屋さんが届けてくれた握り寿司を家族みんなで囲みながら話している。 「流れの職人さんもいいんですが、正社員として働いてくれませんかねぇ」 母親が
金曜日は定時で仕事を終えて、まっすぐ家に帰りたい。 駅のホームでは、まだ遊び足りない若者…
カサに跳ね返る雫の音が雨が降っていることを告げ、ヘッドライトを消灯して走り去る車が遅くな…
「先輩が現場というと、工事っぽいですね」 「それはどんな工事をしている場所だろう」 「何…
誰もいない会社に僕はひとりで過ごしている。いつもの時間に電車に乗り、浮かれている乗客に憧…
「写真の校正を頼めるだろうか」 朝からやることがなくて退屈している僕に先輩が仕事をくれた…
タイマンバトルを終えた夜のこと。 僕が寮の炊事場に行くと、茶髪とロン毛の2人組みが椅子に…
手持ちの仕事がひと段落を迎えそうなタイミングで、先輩が声をかけてきた。 「その案件が終わったら、次はこれに取り掛かって欲しい。分からないことがたくさん出てくるはずだから、遠慮なく私に質問してくれ。今のキミには難しい内容だけど、できるだけ進めてくれると助かる」 「分かりました!」と元気に返事をして、僕は透明のクリアファイルを受け取った。 モニターの前に置いてあるのは、キーボートとマウスと今進めている案件の指示書。次に着手する案件が混ざると余計な手間が生まれてしまう。僕は受