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なぜこの人の曲を聴くのか?

曲を聴くことが息をすることと、同じくらい身体に染み付いている。
スッと入って身体の一部になっている。
水分、塩分、音楽。
他の人は音楽は娯楽で、最悪なくても良いものなのかもしれないが、僕にとって音楽はなくてはならないものになった。
最近なぜ自分はこのアーティストが好きなのかをふと考えることがあった。

ビジュアル

大事だ、顔は心を写す鏡とも言う。
でもそれが一番じゃない。
(彼女や奥さんに求めるならともかく)

曲のジャンル

大事だ、好みはそれぞれ違う。
全員が全員好きな音楽などない。
これかもとは思ったけど、なぜか煮え切らない。

その後も色々考えてみたら、納得する答えに辿り着く。


歌っているアーティスト、
またはその曲を作った人の人間性なんだと気づいた。



例を挙げるならば、一番尊敬する星野源さん。
僕は彼の明るい部分だけでなく、
暗い部分も曲に落とし込む姿勢が好きだ。
どんよりした闇を抑え込むのではなく、
曲の一部として一緒に踊る。
結果的にその暗い一部分がエッセンスになって、
彼の個性にも繋がってると思う。
明るいお兄さんみたいな顔をしているように見えて、
実は壮絶な過去や他人への蔑みを持っていて、
僕は素直な人だなぁと思って好感が持てる。
もちろんその他の要素も重なり合って、
星野源さんが好きなんだろうけど、
一番好きな要素はその人間性だと思うと腑に落ちる。


他にも米津玄師さんの言葉を慎重に選ぶ話し方が好きだし、UVERworldの自分で音楽の可能性を体現してる感じが好きだし、Official髭男dismの楽曲の高い完成度もあるのと同時に、楽しくメンバーで楽曲を作っている雰囲気の良さも好き。


好きなアーティストを挙げるとキリがなく、
更に好きなところを掘り下げていくと、
星の数ほどあって書ききれない。

これはプロアマ関係なく、だ。
僕は楽曲を作っていて、有難いことにたくさんの作曲している方と交流できる環境に身を置けている。
最近は特にアマチュアの人でも、
何気なく聴いていることも多い。
それは曲の完成度もあるけど、
その曲を作った方まるごと好きだから聴いているのもあると踏んでいる。
もちろん入り口は曲だったかもしれないし、
僕の曲の好みももちろんあるかもしれない。
それは前提として、気づけば、曲を聴きたいのと同時にこの人の曲に触れていたいと思うようになった。

人間の恋愛と同じだと思った。

曲が外見とするならば、その曲を作った人は性格。
良い意味でも悪い意味でも、曲が良くないとその作曲者を知りたいと思わない。
その逆で、先に人を知って曲を知るパターンもあるのが音楽の良いところでもある。
僕は手で数えられるくらいしかないけど。


その人の曲を聴くことで、その人の世界に少し入れることができる。
僕もそんな隙間があるような曲を作ろうと思う。

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