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2021年の振り返ります。その2

お疲れ様です。年末どうですか皆さん?帰省されてる人も働いている人もとんでもないことになっている人もいることでしょう。一旦休んでみんな来年は幸せになってください。

今日は諸事情でトロントの空港に。
昨年のロックダウン時期は渡航者以外は中に入ることが不可能だったが今年は可能に。
相変わらずコロナの感染者は過去最高記録を更新中だが、規制は昨年と比べるとザル。

政府も補助金出す余裕がないのかオミクロンの重症化率が低いのを見て様子を見ているのか分からない。
ロックダウンにならないのは助かる。オミクロンに関しては一人一人の意識でどうにかなるものではないと思う時もある。

その為に空港内の店も見ることができたので軽食を食べることにした。

セブンイレブンのホットドッグとルートビア。
美味しいがこれはきっと完璧な食事ではないと思う人もいるだろう。
しかし自分にとってはとても思い出深いコンボなのだ。

私がカナダに来たのは2年前の2019年12月27日、そして本日は2021年12月29日。そしてカナダに来て初めて来て食べたものがその組み合わせそのものだった。

トッピングとトレーは当時とは異なるもの、これは紛れもなく思い出の味だ。

あれから2年経ったのか、色々あったなと感慨深くなりながら感謝のBITE &一万回咀嚼。

ここ最近で一番幸せな顔をして食べてたと思う。

話は変わり、前回の記事で少し触れた様に今年の出来事を振り返り今回はカナダでライブをしたことについて書きたいと思う。

初ライブ 

前回の記事で書いた通り、4月17日にEPを出した。オンタリオ州はその頃コロナに対する規制が強く、ライブをすることさえできない状態であった。

ちょうど医療関係者向けにワクチンの2nd doseがスタートした時期だ。

何もできないので待つことしかできない。
オンラインライブの案も出たがそれは協議の結果無しになった。

基本的にこの時期はスタジオで新曲作り、僕個人的には家でひたすらローストビーフとハンバーガーを作る日々。

そして夏になりワクチン2回目も大体の人が完了し始め、規制も緩くなり始めた。ぽつぽつとローカルショウのフライヤーも見る様になってきた。

そして初ライブのお誘いもやってきた。

やっと決まったか!という気持ちと、うおおおお!という気持ちで胸がいっぱい。
英語で言えばSoooo stoked!!! Let's fucking go!!!! 

トロントから車で1時間半ほど走らせた街にでのローカルショウ。ルーキーの僕らはトップバッター。

こちらのライブベニューと日本のライブハウスの大きい違いは、全機材の持ち込みをしないといけないところだ。

ドラムセット、アンプもキャビから搬入しないといけない。箱によるかもしれないが、そこは日本の方が恵まれてるなと思った。ラーメンと寿司とライブハウスは日本人の誇る文化だ。

オーディエンスの入りは50人ぐらい。コロナ明けでこの状況、まずまずといったところ。
パンクス、メタルヘッズ、ハードコアガイ、酒を飲みに来た地元の住民、色んなお客さんが来ていた。

そしてリハも終わり隣のバーで一杯やって(コーラ)スタート時間を待つ。箱のオーナーの合図でステージに登る。

緊張はしていたがなんだか変な気分だった。
気合い入れまくりめちゃくちゃ練習したからとりあえず俺はしくることはないと自信があったのかも。

ギターのフィードバックからのイントロ。

ビックリしたのは出音1発目でバードコアガイ達もパンクス達もムーブしてくれたこと。

ワーオ、ってなりましたね。僕もすごい悪い笑顔でアーって感じでした。

これだよこれ!みたいなのを久しぶりに感じた夜。この上ない多幸感。この感じはこれでしか感じられないかも。

信じられない様な現実。泣きそうになった。

正直なところ、僕はどうしてもライブをしたかったので大金をはたいたカナダのカレッジに進学し学生ビザをゲットして滞在期間を延ばした。

本当は2019年の暮れにレコーディングをして帰国する予定だった。

好きなことの為はいえ、自分でもこんな決断をするとはカナダに来た当初は思ってもいなかっただろう。

しかしレコーディングが決まった時点で自分の中では延長する以外の選択肢が頭になかった。

絶対にライブをする。それだけ考えてひとまずその先の一年の行動を決めた。

経験は金では買えないが、その時の自分は、お金を出して滞在期間を延ばせばライブができるかもしれないという状況にいた。しかし賭けだなと認識していた。

コロナが収まる可能性はない。しかしワクチンの話を聞いていたから、可能性としては60%かなと考え、ベットした。

結果的には今日までで3回ライブができた。

更には他の色んな経験もでき、学校に行くことにより英語力も上がり、職場や他の場所でも沢山素の晴らしい出会いがあり、これは将来に繋がるというなという出来事にも遭遇することができた。

結果的にオールOK。全くの後悔無し。掛けた分は既にお金ではないが経験として全額回収することができたと思う(個人的に) 

私は元を取るのが好きだ。というか元を取らないと気が済まない。食べ放題も涙が出たり腹をぶち壊すまで食う。

楽しいだけでしょ?良い年なのに?と思う人もいるかもしれない。

「はいはいはいはい、そうすね楽しすぎてサーセンfuck you! (心の中で)」ぐらいの精神状態である。ここまで来たらもう引き返さないし行けるところまで行くと思っている。

どこかの金持ちが、"多額のお金をかけたらそれだけの経験はできる" と言ってたのを思い出す。

支払う対象によるとは思うが、まさにその通りだと思う。本物のギャンブルの様に文字通り金が溶ける様なものでない限り、それは起こる。

対象がモノでも起こるが、例えばオンラインスクールでプログラミングを学ぶ等の自己投資にを例に出すとその効果は絶大だと思う。


自分の場合はそれが海外に行く、バンドのために滞在を延ばす(現地のカレッジに行く)ことになる。

目に見えてそれが大金となってリターンされている訳ではないが、出会いや体験などになって返ってきている。そうなるように行動した自分の意地もある気がする。

金を叩いて回収、元を取る。聞こえは悪いがこの流れができていれば損はしない。そういう考えが少しでもできる様になったのは良いことかもしれない。そこに金が乗ればもう言うことはない。

来年ももちろん元を取る様に動くし、リッチになれる様に頑張る。


相撲レスラー並みの食いっぷりで、すすめバイキングを経営難にするぐらいの意気込みだ。


社会人として会社で働いている時に「俺が爆弾になって会社ごと全部吹き飛ばす」と思ってた頃とは大違いだ。


人生は悪くないかもね。

それでは。







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