〜あなたはきっと、私をとおせんぼうじゃ受け止めきれない〜 海辺に届いたお手紙を 音楽とともに お届けします。
毎月一つ、言葉が砂浜に届きます。
冬森アト
29篇からなる禄、物語、そのようなもの。
多くスキしていただいたものを好きに載せています。
「恋愛者はみなドラッグを口にしていて」 早口でそう言う羽目になったのは、今日、誰かに、 あなたがうつ伏せで寝ていても彼は反対側に来れない、 だからあなたはいろんな体勢を試して、思案に耽ってるんでしょう? って言われたから。 あぁ、そう、否定できない、 第一、二人の間に不正がなくて、 地球のマグマの中にプラネタリウムを移すように意味不明にさよならしてしてるんだもの、いつどこでそうしたかも覚えていない。 「一切ありませんよ、二人の関係にも彼にも毒毒しい香りは一切ありません。この
わたしにとってやさしさは、 たぶん、愛より好きなもの。 いきなりあなたを暴風域にして驚かせてごめんね、 そう付け加えながらも、決して譲れないもの。 それは、噛み砕くと、わたしにとってはシンプルな振る舞いで、 例えるなら、 新しい図書館の貸し出しカードの申込書を書いた時に ペンと紙の擦れる音みたい。 恥ずかしがり屋。 秘密の暗号家。 高潔な女神様の使い。 ダイヤモンドよりも綺麗なもの、みたい、で、 やっぱり、 愛より好きなものなんだ。 わたし、限定の気
涙 を 涙 と 知 る 前 に 思 わ な い と い け な い 気 持 ち が 在 る ( 涙 を 涙 と 知 っ て か ら じ ゃ 無 く な る 気 持 ち が 在 る ) ま た 、 そ う い う 一 瞬 を 残 す の に は 恐 怖 が 在 る 欲 張 り な 自 分 が 在 る 停 滞 と 躍 進 の 狭 間 で も が い て い る 逃 げ た く な く て 闘 っ て い る 本 心 を 深 ぼ れ ば 底
まだお兄ちゃんも弟くんも幼くて理解できなかったんだよね、わかってるけど存在すら忘れられてお母さんに売られる僕はかわいそうだ。醍醐味は大人になってめくる僕なのに。 何日もかけて読み聞かせをしてくれたお母さんが「子供も大きくなったし要らないかな」って言って、事のついでに今リサイクルショップに向かっていて僕は慌てて遺言を残している。正確にはこれからも生きてるから違うけどこのお家では最期を迎えるからさ、そういう気分なのだ、 お兄ちゃんも弟ちゃんも立派な大人にはなれないうちに家を出
今日は 夜に投稿用の文字を打ち込み だんだん行数が減っていく過程で 元気になれた 貴重な日だ 記念の日だ 知恵の輪になった いくつものハードルを跨いで あたたかいランタンのオレンジ色みたいな 「元気」に私を引っ張り出した お祝いに何かプレゼントしたいけど 思いつかないので この詩をご褒美にする "よく頑張ったね" あがくより
不安を連れて生きていくには、 一時凌ぎをいかに見つけられるか、 が重要だと思います。 生きていると、 同じ場所に留まることはできないので、 周りの景色は無論変わっていきます。 それに、未来から来たタイムスリーパーでもないので 与えられた場所で、その都度、安心に思える思考回路を自身で鍛え、 側の人と話し合い、 何度も失敗しながらも消耗した分を充電して 、次の場所に備えることをしなければなりません。 また、 そもそも不安と闘ってしまう障壁は 気質に近い考えとしてしまい、
お疲れ様です。 体調のほどいかがでしょうか。? 私事で少し慌ただしいので三日間おやすみさせていただきます。 大いに復活するのでしばしお待ちいただきたいです。 皆様のお幸せを心よりお祈り申し上げます。 冬森アトより
心をそこらで浸してみれば 冷たくって気持ちがいいよ 西に向かって歩く影が 坂の上から教えてくれた あなたを見たら何を思うか? わからないのに問が顔を出し 考えたけど、思い浮かばない 視線を移して、坂を登らない水面を見た 暮れに戸惑っているように見える空と水面 私はお二方の目線に立つだけじゃ足りず 成り代わったと思い込む 羞恥の甲斐も朧に、 年月はやはり残酷だよね、 口から気泡のごとく吐き出した うつ伏せの合間で顔をあげ呼吸するように外へ出れば そいつを見つめて突っ立って
だきしめて しびれるまで つよくつよく あらいなおした まるいまど 「いい天気だね」 木かげの道で あなたとシンメトリー したいんだけど 上手く真ん中になれないね ふと会話のキーを合わせようと 見つめあって黙ってみたりする 二人に合った泳ぎ方を見つけたい もう少しかかるかな もう少しかかるよね 今度は落ち着いた場所で お話ししたいね 話終えたらどんな気分になるだろうね 離れていても明日が楽しみ そう思える人が あなたでよかったと思う 今この時に出会っていてよかった こんな
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ずっと、投稿したかった詩。 「 水の蝶、溢れる 」 ________________________________ ______________________________ _____________________________ _________________________________
いいなと思う所こそ壊してみ、る 作業のスピードを変えてみ、る より感覚的になってみ、る 新しい要素を足してみ、る 既にあるものを崩してアートにしてみ、る ダメだと思うところを隠して隠しまくるアートにしてみ、る 安い素材に高級な素材をわざわざ破いてくっつけてみ、る 誰でも作れるとか関係なしに自分がいいと思うものを作ってるんだと ふと頭によぎってく、る 以上の段階を踏んで作品を試し折り紙のように無作為に折っている所であ、る 途中経過も芸術にしてみ、る 四つ角中
真っ白なお皿に 青い小花を描いたら しゃんとしたお皿が きゅんとくるお皿になるように 私がもしもあなたの手の中で眠る 小さな妖精だったなら あなたのきゅんとくる服を着たいです この世界はどれも私のものだけど あなたの世界に私が入るのなら 私はあなたのもの 私はあなたのものになりたいです あなたのものになったなら 私の愛はくすぐってもらえるのです re:74日目
展望台で泣くのはね、 この星があまりに遠いことを知るから、と 虫や鳥が近いのに遠い存在だから、だったよ。 展望台から下るときね、 風ではじまる木々のウェーブに耳を澄ましたよ。 高い幹に手を伸ばして、手を繋ぐかどうかじゃない握手もしたよ。 その日の夜ご飯の鍋はね、最上級の幸せを感じさせてくれたよ。 誰でもいいわけじゃないと、恋人をひいきして、 今ある"あったかい"を大切にしようって、思ったよ。 きっと、幸せのルーツはね、世界への嘆きや悲しみなんだよ。 展望台に登った後に食
とっても優しい絵本を読んで こんな言葉がすぐ出てくればいいのになと 思った 気持ちがざわざわしてる時に ストンって楽になってブワッて涙が溢れたりする 言葉、すぐ出てこい。 。 まだまだ修行が足りないんだわ、 人に会う回数も 同じ人とずっといる回数も まだ足りないんだわ、 部屋にかかった衣装は 着るんじゃなくて飾っているし すぐ頭の片隅にあるように 広げて置いたいろんな中途半端たち 多いけど、これでもだいぶ整頓して 優先順位決めて、手帳の余白ページに書き出して。 こ
こんばんは。 この度、メンバーシップをはじめてみました 普段の投稿はもちろん続けますが、砂浜民様にはいち早く、 新しい体験をしていただく場所にしたいと思っております。 最初のうちは慣れないかもしれませんが、どうぞ宜しくお願いいたします! 冬森 アト