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詩 | 束縛の脱皮

自由になりたくて
私を束縛するものを
ひとつひとつ
取り去っていった

カラをひとつ破り脱ぎ去り
その下のカラを
またひとつ破り脱ぎ去った
脱ぎ去るごとに軽くなった

しかし身につけているものが
残りわずかになるにつれて
ひとつ脱ぎ去るごとに
不安が増えはじめた

これ以上脱いだら
もう生きてはいけない
真っ裸という
束縛ゼロの私では

私は一度脱いだ束縛のカラを
一枚一枚着重ねていった
脱皮から着皮へ
あぁこのくらいの束縛が
私の身には合っている
身軽になるほど
いいってわけでもないのね


⚠️着皮という言葉はありません。
造語です。


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#殻を破る #着重ね
#ポエム #即興詩

記事を読んで頂き、ありがとうございます。お気持ちにお応えられるように、つとめて参ります。今後ともよろしくお願いいたします