Bリーグ第11節、宇都宮ブレックスvs秋田ノーザンハピネッツ戦　試合レポート

小学生時代ミニバスケットをはじめ、社会人まで実業団リーグ3部でバスケットをやっていた「たけだじゅんこ」が勝手に独自目線でプロバスケットボールBリーグの地元チーム「宇都宮ブレックス」の試合をレポートしています。

レギュラーシーズン11節、12月11日（水）。レギュラーシーズンとしては久しぶりにホームブレックスアリーナで行われた、秋田ノーザンハピネッツ戦。平日夜にも関わらずつめかけた大勢のブレックスファンの声援のもと試合は始まりました。

そして、この日から、我らがライアン・ロシターは帰化選手として出場となります。

スターティングメンバーは、#4ジェフ・ギブス、#6比江島慎、#9遠藤祐亮、#13渡邉裕規、#22ライアン・ロシター。

🏀激しいディフェンスで秋田の攻撃を抑える前半

先週日曜日にアルバルク東京を下し、勢いに乗る秋田ノーザンハピネッツ。
しかし、現在東地区１位のブレックスが、その勢いの上をいった。

1Q立ち上がりは立て続けに秋田に得点を許したが、ブレックスはマンツーマンディフェンスでリズムを作り、ギブス、ロシターが点数を重ねブレックスペースの試合展開に。さらに、比江島のレイアップシュート、鵤誠司の3Pなどでコンスタントに得点を重ねていく。

対する秋田は、ブレックスの激しいマンツーマンディフェンスにボールをゴール下まで入れることができず、3Pも決まらず。気が付けば1Q終了時19-8とリードを広げた展開となった。

続く2Qもブレックスは強いディフェンスからリズムをキープし、2Qから出場の山崎稜のジャンプショットや喜多川修平、ロシターの3Pなどで得点を重ねた。また、比江島が秋田ハビエル・カーターからオフェンスファウルを奪う見事なディフェンスを見せる。一方秋田はブレックスのプレスディフェンスに翻弄され、開始4分カーターのフリースローまで得点なし。そのままの流れで2Qの得点は19-10と秋田を圧倒。

とにかく、ディフェンス、リバウンド、ルーズボールとブレックスがしつこくボールをキープ。打てば3Pを9本中5本を決める高確率。さらに、プレスディフェンスで秋田のゴール下にボールが入っていかないという完全ブレックスペースで38-18と20点差をつけて前半を終了した。

🏀このままでは終われない秋田　プレスディフェンスで反撃体制

後半序盤、秋田のプレスディフェンスに、シュートが入らないブレックス。秋田に連続得点を許し、我慢の時間が続く。しかし比江島が、3Q開始3分経過後に3P、その1分後ジャンプショット、さらに1分後にレイアップシュート、フリースローと4連続得点で嫌な空気を断ち切った。

比江島は、3Qでも秋田中山拓哉からオフェンスファウルを奪う素晴らしいディフェンスをみせ、秋田に傾きかけたムードを一気にブレックスペースに戻した。

ここから、ロシターがドライブインレイアップシュートを、渡邉がジャンプショットを連続で決め、いい流れでゲームを展開していく。

しかし、秋田も負けてはいない。
前半入り込めなかったゴール下にボールが入るようになり、点数を重ねていく。
3Qの得点は、21-20と拮抗した展開となった。3Q終了時の得点は59-38。21点リードで最終クォーターへ。

🏀速いパス回しでコーナーにスペースをつくり勝利へ

4Q、後のない秋田は、オールコートプレスで、今まで以上の圧力をかけたディフェンスをしてきた。しかし対するブレックスは個人技とチームプレイの見事なコンビネーションをみせる。

プレスディフェンスを巧みなドリブルでかわし、ドライブイン。そこに合わせて動いている外にパスを出す。さらにすぐに、ゴール下にパスでディフェンスを動かし、ぽっかりあいたコーナーの山崎に速いパス、3Pシュート。これを見事に2回連続で決めた。
その後も、ロシターが3P、2Pと連続で決め、秋田を突き放し勝利した。

秋田の激しいディフェンスに屈することなく、むしろテンポのいいオフェンスでスペースを作るブレックスらしい攻撃で、81-63と勝利をつかむことができた。

★★★

👻おまけ

これで、ブレックスは東地区１位をキープしました。
先週末県北体育館で行われた２連戦に続く勝利で8連勝です。

今日12月14日、明日15日は、アウェイ島津アリーナ京都で西地区京都ハンナリーズ2連戦。
このままディフェンスからリズムを作り上げるテンポのいい試合展開で連勝を続けていってもらいたいです。

ブレックスアリーナ3階席は、見晴らしがよく、またゆったりとしていて自由席観戦におススメです(^^)/

～おしまい～