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料理写真とは?<02>料理写真に必要なスキルとは?


料理写真に必要なスキルとは?

ファッションフォトグラファーがファッションに詳しくなければモデルやスタイリスト、ひいてはヘアメイクさんとの連携が難しいと思う。

その昔、振袖の撮影を初めて撮影したとき。撮影中はポージングやモデルの表情など完璧だと思っていたら、撮影後に着物屋さんからダメ出しだらけだった。

料理写真を仕事にしていきたいなら自分でも料理をしてみよう

なにも料理人と同じレベルの料理を作る必要はない。
でもちょっとハードルの高いものにチャレンジすることをオススメする。
カレーをスパイスから作るとか。
3時間つきっきりで煮込み料理をするとか。
やったことのないお菓子を作ってみるとか。

美味しい料理を作ることが目的ではない
料理ってこんなに手間隙かかるんだ ってことを実感できれはOK。
火加減って難しいって実感できればOK。

知り合いに女性モデルを撮影するの売れっ子男性カメラマンがいる。
その人は自分のサイズの11cmハイヒールを購入してポージングの大変さを実際に体感しながらこれ以上は無理のポーズを計っていると話してくれた。

料理人さんは食べて喜んで欲しいと想っている。

たくさんの人にこの料理を食べて欲しいと想っている。
だから美味しそうに撮って欲しいと願っている。
その写真でこの料理の売上げが変わるのだから当然だ。

料理の大変さを体感すると料理人さんとの会話も違ってくる。
目の前の料理に敬意を持って接するようになる。

それが出来るようになると2段階ぐらい写真のレベルアップしているのは間違いない。

レストランに行って注文すればすぐに出てくるお料理。
見た目がきれい、味が美味しいは気になるところだが、どうやって作っているのかな?まで考える人は少ないのでは。

例えば握り鮨
マグロの切り方が鮨とお刺身では切り方が違うのはご存じだろうか?
酢飯に使うお酢にも白や赤があるのをご存じだろうか?
甘みを出す砂糖も上白糖やきび糖など工夫があるのをご存じだろうか?

この話を聞いて、へぇーーと思っただけの人は料理写真に向いていない。
その違いを聞いてみたい、食べてみたいと思うことが大事。
すべては料理に対する好奇心。
食いしん坊は料理フォトグラファーの素質あり。

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