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未来シアター

この番組が好きだった。

特にジャニーズファンでもないし、日テレだけが好きということでもないけど、もともとドキュメンタリーやノンフィクションが好きで、よく見ていた。

未来シアターは仕事をする様々な人に密着して、その仕事に就いたきっかけや仕事や作品への思い、時には道具への深いこだわりや人生模様などを細かく、とても丁寧に深く掘り下げて見せてくれて、その背景や思いに、毎回結構泣かされていたと思う。(MCの羽鳥アナも笑)


働く人として、学ぶこと、反省すること、憧れときには嫉妬・・・いろいろな感情があったけど、「私のこれからの一生、サラリーマンで合ってる?」「定年後ってどうするんだ?」ってものすごーーーーーく微かに思ったきっかけになったのかもしれない。


番組にはクリエイターさんが多く登場していたせいもあってか、その時点では、当然のように「番組に登場する人たちは選ばれた人で、才能や機会に恵まれた一部の人」と思っていた。
だから自分とは無縁な人々、一生無縁な生き方。と確信してた。

そういう0か100か、正解か不正解かみたいなガチガチ頭の考え方しか選択肢がないと疑ってなかったから、そのガチガチ頭をほぐすまでは
自分の中に「自分の知らない自分」がいるなんて思いもしなかった。
自分の知ってる自分が全てで、この先の自分に何かが足される感じもなくて、もうこのまま惰性で小さく生きていくような感覚しかなかった。

でも今は、知らなかった自分の存在や可能性を沢山おしえてもらって、
自分でも掘り下げて発見して、さらに一度マイナス(退職、離婚など)にしたことで
別の道を探したり、歩いたりすることを視野に入れる選択肢ができて、
たとえば「もう先に可能性なんてない」と思うことも少なくなり、最近は「これもこれもできること、できる道あるんじゃない?」と思えるようになってきた。
「ある!」って断言できるほど強く思えないところがポンコツポイント(笑)

それを責める感じも減ったかなぁ。
前はどれもこれも責めてばっかり。自分の中の裁判官が
「あれがダメ、これがダメ、そんな程度じゃ意味がない、0点。」って。
少しできたことでも、「あそこがもっとこうできたはずなのにできなかったから、できたなんて言えない」って結局いつもマイナス査定。

今の自分で振り返ると
「よくそんなに瞬時に見つけられるな、ダメなとこだけ(笑)」と
自分でも感心しちゃうし、
これがプラス方向に向いている才能だったら自信を持って全世界に「それ、神レベルでできまーす!」って断言できる(笑)


未来シアターに登場していた人たちのようにキラキラした感じでなくても、
彼らを羨むだけだった自分とは明らかに違う自分が今はいて、
「ある」を見られるように変化してきたことや、
自分を深堀りするのが楽しくて、気付いたら深堀りノートが
2か月で4冊、ペンは4本替え芯消費してて、他人が見たら「なにこれ??(笑)」な内容だけど、自分をもう一度きちんと知るためのエピソードや分岐点、進歩や変化が見える、ちょっとした宝物みたいになって
書き加えるのも見返すのも、なんだかうれしい。


またやらないかなぁ、未来シアター。今の視点でまた見たいなぁ。


未来シアターで羽鳥さんたちが座っていたシートとそっくりの画像を使わせていただきました、ありがとうございます。





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