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私のすていほーむ進化論

仕事も趣味も自宅待機になり、家で過ごすこと1ヶ月半。はじめてできた長期のおうち時間の過ごし方の試行錯誤記です。

断捨離期

不安いっぱい、はじめて経験する緊急事態宣言。「明日から自宅待機ね」と言われ、それでも最初はちょっとワクワク。「こんな時でないとできない」と思い込んでた断捨離に手をつけた。

なかなか捨てれなかった思い出の品や、いつか使うかもしれないものや、痩せたら着れるかもしれない服。ウイルスに阻まれ、日々どんよりと過ごすことを思えば、サクサク惜しげもなく捨てていくのはかなり気持ちがいい。いつもは迷うなら置いておこう!と思って鎮座していたものを、思い出は心の中にしまい、かなり思い切ってゴミ袋に入れた。

ゴミ袋の山が高くなるにつれ、かなり達成感がある!テレビ番組のゴミ部屋を助っ人が片付けてくれる番組のようだ。これから、薔薇色のスッキリ生活が始まるかと思いきや、現実には、すぐにゴミ出しはできず、クローゼットにあった不要物がベランダに移動しただけ。それでも少しずつスッキリしていく部屋に、「私もやればできる!」と、自信を持った。

ただ、私の集中力は切れやすい。1週間を迎える時には、パタンとスイッチが切れてしまった。

クローゼットはまだ何箇所もあり、しかも私の判断では捨てれない家族の思い入れのあるものたちが山のようにある。ここで私のやる気は一気に冷めてしまった。

何度か気持ちを盛り上げてみたものの、ベランダに積み上げられる不要物に、二度と盛り上がることはなかった。

ダラダラ期

断捨離でヤル気を使い果たした私。こんなに頑張ったんだから、ちょっとゆっくりしなよ。ともう1人の私がアドバイスする。

「そうよね。こんなに頑張ったんだし、部屋もスッキリ綺麗になったし、のんびり過ごすのもたまにはいいよ。普段忙しいしさぁ」と、追い討ちをかけてきた。

そこまで言われたらのんびりしなきゃ!と、テレビのリモコンに手を伸ばした。

今は便利な時代。昔の作品から、見逃してたドラマなど、いくらでも見放題。

Huluとprime videoとNetflixを行ったり来たりしながら、朝からドラマ10話分をぶっ続けで見る日々が始まった。

1日、少しの家事と友だちと少し話す以外テレビばかり見て日中を過ごすようになってしまった。

連続ドラマを一気に観れるのは、一気に片付くので、とても有難いが、気づけば10時間近くドラマを観てる。映画5本分。

そんな生活を1週間続けると、さすがに「私、ヤバくない?」と思うようになった。仕事にはいつ戻れるのかはわからないけれど、テレビ生活のお供に食べてたおやつのおかげで、私の身体は更に重くなっていた。ヤバイ!ヤバイ!ヤバイ!

元々、年齢的なこともあり、素早い動きは苦手なのに、極度の運動不足と、栄養で仕事復帰に不安を感じはじめた。

何かしないと、まじめにヤバイ!ついにリモコンを置いて、身体を動かすことに乗り出した。

ヨガ期

そうそう、思い出したけど、年明けから健康を考えてヨガに通い出していたのだ私。

教室は休みになったものの、有難いことに動画配信を始めていてくれた。

久々のヨガ。かなりなまった身体。ついていけるのか。

私の不安は動画再生2分で的中することになる。

体幹年齢を測るとのことで、片足立ちをするのだが、その時点でかなりきつい。

腕を回すのも、腰を上げるのも四苦八苦。2ヶ月ほどサボっただけで、こんなに衰えてるとは。。。

自分の身体の不甲斐なさに愕然としながらも、なんとか1時間やりきることができた。

足の衰えも怖いので、ついでに階段の登り降りを始めた。

一段飛ばしで登るといいらしい!と小耳に挟んだので、1階から5階まで、一段飛ばしで登ってみる。キツーっ!!

階を重ねるごとに、息は上がるが、足が上がらない。手を太ももにりついて、踏ん張って登りきった。

初日、かなりの疲労と、現実に打ちのめされつつも、やはり身体を動かすと、なかなか気分は清々しい。

よし!明日も頑張ろう!!と、ヨガ&階段登りを続けることにした。

2日、3日……続けるって本当にすごい。

あんなに、息が上がってた階段登りが、一気に5階まで登れるようになってきた。

ヨガも、フラフラ、バランスが取れなかったのが、少しずつ落ち着いてきて、呼吸に集中できるようになってきた。

1番私を喜ばせたのは、あれほどぷにぷにだった太ももが、スッと締まってきたのだ。私もやればできる!!

夏にはノースリーブのワンピースを着れるかも♬と喜んでいたのも束の間。

家族が自宅待機になったのだ。

部屋数の多くない我が家。

家族がウロウロする部屋で、1時間ヨガをやる勇気がでない。

本人はインストラクターのような綺麗な動きをイメージしてるが、実際はムーミンかバーバパパが転げてるような状態。

できるなら、誰にも見られたくない姿なのだ。

絶好調だったヨガ期は1週間であっけなく終わりを告げた。


インプット期

掃除はもう当分したくない。

テレビももう飽きた。

ヨガはできれば、ひっそりと行いたい。

余分なものを捨て、休息をとり、身体を動かした私は、すっかり空っぽになっていた。

空っぽになった頭は、何か吸収するものを欲していた。

幸い時間はたっぷりある。お金はないが、この有り余る時間をストレスなく過ごす方法。今までやってみたくても、出来なかったことをやってみようと思った。

最初は見よう見まねで、手芸やチョークアートをやってみた。上手くなくてもいい。やったことないことを、見よう見まねながらやってみるのは面白い。完成すれば、それなりの達成感がある。

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なんの生産性もなかった日々が嘘のよう。調子にのって、次々作品を作りはじめた。

最初はそれで自己満足していたのだが、だんだん物足りなさを感じ始める。

そんな時、ストアカのオンライン講座と運命の出会いを果たす。

せっかく時間があるのだから、1人で本や動画を見てやるより、先生から直接教えてほしい。

私は1人でやる通信講座はフェードアウトの常習者。

決まった時間に、先生から直接教わるのでないと、「またそのうち…」で終わってしまう。

オンライン講座は、そんな私にはピッタリ!かなり魅力的に見えた。しかも、好きな講座を1回ずつ受けることができる。値段もピンキリとはいえ、お手頃なものも多い。また、普通のお稽古ではないような講座も多く、興味をそそられた。

講座は今流行りらしいzoomを使うという。zoomってなんじゃ?な私だけど、とりあえず興味本位からスタート。

怖いもの知らずと、瞬発力だけが、私の取り柄。


オンライン講座期

何を学ぼうかあれこれ見ていると、先日四苦八苦したスマホでの動画編集の講座があった。アプリにはたくさんの機能があるのに、使い方がわからず、あと数秒切りたい!とか、移動させたいとか、わずかなところでの妥協だらけの動画を作ったことがあった。

どうせなら、使い方を教えてもらおう!

初めての講座は「動画編集」に決まった。

先生は若い男の人。ドキドキ

zoomも初めて。ドキドキ。

実は人見知り。ドキドキ。

そんな中スタートした講座は、ラッキーにもマンツーマン。他の人に気を使うこともなく、アホな質問もし放題。やることや理解が遅くても安心。今までできなかった「あとちょっと!」が、実は簡単にできることを知った。また、プロのような?カッコいい小技が色々使えて、グレードアップした動画を作ることができることを知ることができ、大変満足な講座だった。

この先生、若いのに面白い経歴の持ち主さんで、その話が面白く、60分の講座なのに、気づけば100分近く経っていた。先生ごめんなさい。

私、かなり人との会話に飢えていたのね

そんなことをボンヤリ感じながら、

オンライン講座にのめり込んで行くのです。

受けた講座は、ライティング、和食文化、英語、和菓子、会話のボイトレ、ヨガ、音楽アプリ、歌のボイトレ、動画編集、日本茶、竹籠、などなど、全く一貫性はなく、興味とタイミングと費用のみで選んだもの。

やってみて興味が湧き、そのまま続けていくことになったものもあります。

また色々なしがらみのない先生や、生徒さんたちとワイワイ話すのも楽しい。

オンライン講座のおかげで、

zoomの使い方はかなり上手くなり、簡単なオンライン講座なら開けるかもしれないと自惚れている。(教えるべきことは、何もないのだけれど)

オンラインお茶会や、オンライン同窓会も開催できたり、学んだ動画編集で、所属サークルのアピール動画を作ったり。学んだことが即役に立つのも面白い。

頭を押さえつけられてるかのような、不安と怖さと暗い自粛期間のスタートだったけど、思わぬ形で新しい世界が広がった。

緊急事態の大変な時だったけど、今できることを楽しもうと、過ごした1ヶ月半。

子どもたちも大きくなり、普段なかなかできない、家族とゆっくりご飯を食べるという、なんでもないことを、丁寧にできたことが、1番の収穫だったかもしれない。

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