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息子ピティナステップに参加する(小2)

ピティナコンペに出場することになった息子。
コンクールが初めての私達に先生がピティナステップに出てはどうかと勧めていただきました。ピティナステップとはコンクールと同じようなホールで演奏し、アドバイザーから講評をいただけるコンクールの本番に近い体験ができるステージです。いきなり本番に出るのは怖いので、早速申し込みました。

ステージに立つことをリアルに考えると、舞台衣装どうしようとか、母は何を着たらいいのか、父はステージには立たないけどラフすぎるといけないよね?など、演奏以外のことも気になってきました。息子が保育園の卒業式に着たフォーマル着は小さくなっていたので、急遽お友達にお借りました。母は子供より目立ってはいけないので地味目のフォーマル着、父はビジネスカジュアルくらいの服で行くことになりました。

出番が来た時に流れる紹介用コメントとアドバイザーへ訊きたいことを用意しなければいけませんでした。3人であれこれ考えて、「気持ちを込めて弾くにはどのようにしたらよいでしょうか。」という質問にしました。

演奏する曲はピティナ予選の2曲です。なんとか暗譜で弾けるようになっていましたが、まだまだミスが多い状態でした。

ピティナステップ当日がやってきました。
初めてのホールのステージはとても大きく、明るく照らされていました。
出番まで息子は出演者席、父母は観客席と分かれて座ります。出番が来るまで時間があるので息子に楽譜を渡したものの、全く見ていません。父も母も緊張していますが、特に母が足台セッティングデビューを迎えるため吐きそうなくらい緊張していました。

出番になり、息子はピアノの前に進むと先生に教わった通りに礼をバッチリ決めました。1曲目リゴドンの演奏が始まると父はハラハラして息をすることができませんでした。「いい調子!がんばれ!そのままいけー!」と無呼吸のまま心の中で叫んでいました。無事ノーミスで演奏を終え、次は2曲目の夜のこおろぎです。こちらも落ち着いて演奏しています。父は息子の堂々とした姿に涙が出てきました。

父と母の緊張をよそに息子は2曲ともノーミス演奏をし、颯爽とで舞台を降りました。家で弾いているのよりずっといい演奏でした。この子は本番に強いのかもと思いました。

後日、アドバイザーの方からの講評が届きました。

  • しっかりとしたテンポで弾けました。

  • 弱拍に気をつけるとリズミカルになります。

  • おしゃべりするように弾いたり、胸を張って歩くのを想像しながら音にするとよい。

  • メリハリをもっと表現するとより良くなる。

など、的確なアドバイスをいただきました。

次はいよいよピティナ本番です。

演奏した曲

  • 夜のこおろぎ バスティン

  • リゴドン ラモー

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