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レッスンでフォルマシオン・ミュジカルを取り入れてみる

個人レッスンでそのままやるのは難しい

ここで折りに触れてお話しているフォルマシオン・ミュジカルを「いいものだから取り入れたい」と考える方はいらっしゃると思います。しかし、グループレッスン前提、週1回90分の授業が前提のフォルマシオン・ミュジカルをそのまま個人レッスンに取り入れるのはなかなか難しいものがあります。

それでもポイントポイントで取り入れることで、個人レッスンの質がグンとあがります。

レッスンの課題を置き換える

レッスンの中にソルフェージュを取り入れていらっしゃる先生なら、比較的簡単にフォルマシオン・ミュジカルの手法を取り入れることができます。なぜならソルフェージュの課題をフォルマシオン・ミュジカルのより実践的なものに置き換えることでフォルマシオン・ミュジカルを取り入れることになるからです。
ソルフェージュの課題のために作られた課題ですと、どうしても機械的な訓練になってしまいますが、それらをフォルマシオン・ミュジカルでやるような「実際の楽曲を使った課題」にする、あるいは「表情をつけた課題」を使うようにすれば、学習が音楽演奏に結びつきやすくなります。

機会があるごとに楽典的な要素を入れる

レッスンをしている楽譜を使って音程の説明をする、音階や和音の説明をするというように、機会を見つけて少しずつ楽典的な要素を伝えていきます。1回に必要な時間は少しだと思います。
少しずつの積み重ねが後に大きな学びとなっていきます。
楽曲のつくりについても、勉強している曲のつくりを学ぶことで少しずつ身についていきます。

音楽史についても同様です。折りに触れて作曲家の名前と生きた時代を教えておけば、10人学べば10人分の知識が付きます。それが積み重なれば立派な音楽史年表ができます。

自分の習っている楽器以外の楽器についての知識

これは少し大変かもしれません。月に1曲テーマを決めて聴かせるなど、機会を作るようにしましょう。オーケストラの曲を聴かせる時に、特徴ある楽器がソロで弾くような部分を選んで「この楽器がXXだよ」と教えていくことで、楽器の音についての知識も少しずつついていきます。

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