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マズルカとワルツを区別して弾いていますか?

マズルカはショパンの作品数としてはかなり多い

ショパンのマズルカを知っている人は多いと思います。曲集の楽譜を見るとかなりの作品数があり、未確認ではありますがショパンの楽曲の数としては一番多いのではないかと思います。

ショパンの導入によく使われるこれらの楽曲は、いずれも三拍子のものではありますが、ではこの違いは一体どこにあるのでしょうか?

違いは拍の重みのある場所にあります。マズルカには一見ワルツと同じような伴奏形があり、マズルカとワルツは似ているとは言えますが、似ていて非なるものであって同じものではありません。

同じものだとしたらなぜショパンはマズルカをワルツとして作曲しなかったのか? ということになりますよね。マズルカはワルツと比較して短い作品も多いですが、同じ拍感だとしたら同じものとして作曲するはずです。

ショパンがポーランド人だからマズルカを作曲したのはその通りですが、なぜマズルカをマズルカとして作曲したのか、ということになると「マズルカのリズム」を曲で表したかったからに他なりません。

つまり、この2つの楽曲の拍感はそれぞれ大切にして演奏していきたいものです。

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