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モーツァルトを制する中学生?!

音楽の授業でフィガロの結婚を聴く中学生

次男は、学校の授業時間帯でコンセルヴァトワールの授業にも行くというクラス(CHAMと呼ばれています)に所属していて、私の居住地のCHAMクラスがある中学では、学校の音楽の授業がCHAM生徒のみで行われています。ですから一般の中学生の話ではないのですが。
フィガロの結婚のアリアを聴いて「聴いたことを書く」という活動をしたようです。うちの次男が書いたものを見ましたが「私、中学生でこういうこと書けたかしら?」というレベルなので非常に感心しました。内容というよりは書こうとする工夫が素晴らしいのです。(最後は「見ないで」と隠されてしまったので全部しっかり読むことはできませんでしたが)

そしてピアノソナタも

そして同じプリントに書いてあったのがモーツァルトのソナタについての解説でした。生徒はみんな既に音楽を勉強しているとはいえ(普通の中学生と違ってある程度の音楽的素養がある)形式に沿った楽曲の解説がされています。アルベルティーバスなどの音楽用語もしっかり出てきています。
こんな解説をサラッとされて、この年頃で私は理解できたか? と思いますが、この授業はコンセルヴァトワールのフォルマシオン・ミュジカルの教育が前提になっているから、ここまで難しくすることができるのかなと思いました。

曲について何かを書くことで学ぶ

曲について何かを書くとなると、必要な知識を総動員することとなります。音楽のテストで楽語の意味や楽典を問うよりも、後に他の音楽を聴く時にベースとなる感覚が身につくだろうなと思います。なぜなら注意深く聴く、考えるということでよりアクティブになるからです。

モーツァルトの音楽は予測可能か創意に富むか?

こんなことがプリントのタイトルに書かれていて、予測可能というのは「繰り返しが多い」という意味でもあるのかな? とも思いました。フィガロのアリアは同じメロディーが何回も若干違った形で出てくるのでそんなことを思ったのですが、この違いというのも創意に富むということもできるわけで、なかなか意味が深いタイトルだな、と感じました。


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