![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/28825926/rectangle_large_type_2_5e120d804b252f9a1b7c33bf0bd2cb42.jpg?width=800)
上原ひろみの溢れんばかりの才能を感じさせる経歴
ピアニストにもクラシックを扱う人もいれば、ジャズを扱う人もいます。ジャズピアニストとして世界的に活躍しているのが上原ひろみさんです。上原ひろみさんは、1979年3月26日生まれで、現在41歳です。静岡県で生まれた上原ひろみさんは、6歳のころからヤマハ音楽教室でピアノと作曲を学ぶなど英才教育を受けます。ジャズに出会ったのはピアノを始めて間もない時期で、まだ小学校中学年ぐらいの時期にジャズが好きになり、アドリブで楽曲を編曲し、当時大ヒットしていたおどるポンポコリンを独自にアレンジするなど、周囲を驚かせていました。
運命的な出会い
地元浜松からレッスンのために東京へ行くことが多かった上原ひろみさんですが、17歳の時、ある出会いがありました。それは当時ジャズピアニストの中でも一線級、伝説とも言われたチック・コリア氏がレッスンを受けていたビルでリハーサルをしており、一目会いたいと願い出たところ、面会が実現したのです。とはいえ、ほとんど英語がわからない中、アドリブでお互いに演奏をしてセッションとなり、その縁でチック・コリア氏のコンサートに招待、それどころかステージに立たせてもらえることに。しかし、自分自身にレパートリーが少なかったことから、これがプロかと思い知らされるきっかけとなります。
ホンモノを目指してアメリカへ
誰もが音大に通うと思っていたところ、上原ひろみさんは法政大学に進学し、音楽漬けではない日々を過ごします。それでもライブ活動は行い、楽曲を作る機会が増えていきます。その過程で、ピアノ以外を学びたいと思うようになり、中退してアメリカへわたります。バークリー音楽院では、バークリーの街そのものが音楽にあふれ、たくさんのミュージシャンがいることに気付かされます。それでも英語ではなく音楽でコミュニケーションをとれることに感動し、アメリカの友達を増やしていく中で経験を重ね、2003年に全米デビュー。日本ではなく、世界でデビューし、逆輸入の形で日本へ戻ってきた上原ひろみさん。その後、有名なピアニストなどと共演を重ね、日本で積極的にツアーを行うなど、とどまるところを知りません。
まとめ
才能にあふれた一方、その才能が爆発するように弾けるために、あえて距離を置いたことも上原ひろみさんの可能性を高めたと言えるでしょう。なかなか世界に行かない日本の若者が見習うべき人物であり、日本を代表するピアニストの1人です。