見出し画像

YouTube「テルーの唄・和風version」について

ぐりゅすごっと!

Pianist Daiです。

好きな寿司ネタはとろサーモンです。

1.『ぷてぃらじ』とは

毎週水曜日の朝7時に『ぷてぃらじ』というラジオ動画を

YouTubeにアップしています。

今日はその時に使用した『テルーの唄』についての解説です。

まず対象となる『ぷてぃらじ』の動画はコチラ。

こんな感じで

オープニング~

オープニングトーク~

今日の曲演奏~

今日の名言~

いってらっしゃい!

という構成になっています。

朝お出かけする時や運転中など、

「観る動画」ではなく

「聴く動画」なので何かのお供に是非聴いて頂けたら嬉しいです。


2.テルーの唄和風ばーじょん!

1月はお正月の雰囲気もあってか「和」を一年の中でも

感じやすい月だと思うんですよね。

ということもあって最初はBGMを和風にしようと思ったんですが

メインの曲でやる方がいいかなと思い、

有名な曲でやろうと思ったところジブリがいいかなと。

最初「もののけ姫」や「となりのトトロ」の風の通り道なんか

いいかなと思ったんですが、夜感が強かったのでやめました。

テルーの唄にしたのは、曲がシンプルなので違う色に染めやすいかなと

思ったのと、出だしを手嶌葵さんがアカペラで歌っていらっしゃるので

そのアカペラ感は尺八にすり替えた時にぴったりなのではないかと思って

テルーの唄にしました。

全開の「春の海」の尺八演奏同様に、

藤岡弘ばりの太い声で歌いながらブレスをつけ

尺八を弾いてみました。

が、こちらも歌の方は非公開です。諦めてください。


3.編成について

ラジオ内でも解説していますが、今回は

◆ピアノ

◆尺八

◆月琴

の三重奏で編成しています。

月琴は今回のテーマである「和」を演出するにあたって欠かせないし

また、琴の一種なので尺八との相性も抜群です。


4.尺八と月琴の演奏について

ぼくの持ってる尺八音源はベロシティが統一されているので

(鍵盤を強く弾こうが弱く弾こうが全て同じ音量になる)

音と音の「間」を意識して演奏しています。

ピアノでもそうですが、

音量の差が無かったり乏しかったりすると

演奏は本当に聴いててつまらないものになります。

もしかしたら他の有料の音源であれば強弱が可能かもしれませんので

別途購入も検討しています。

実はこの「間」というのは美しい演奏やぼくの目指す

静寂よりも静かなピアニッシモを弾くにあたってはとても重要であり、

2000万のグランドピアノと100万のアップライトで弾いても違いが

分かりにくくなるくらい、美しい音へのアプローチには

最も重要なポイントになってきますが、奏法の専門的な話は

またいつかしようと思います。

尺八とピアノは楽譜を参考にしていますが、月琴のパートは

録音した自分のピアノを聴きながら、即興で演奏したものをいれています。

今回も”琴感”を出すために、ところどころトレモロで弾いてますが

高速連打すると機械的になってしまうので、どれも1秒ほどの

トレモロですが、速度に緩急をつけて”琴感”を意識しています。

また、月琴のパートはほとんどが八分音符で構成されているので

冒頭の尺八部分を抜かした最初の部分から最後まで入れてしまうと

くどさがでてしまうので、途中月琴パートを抜かし、

ピアノだけのソロパートを作ることと

全面に出てこない音量に抑えることで、そのくどさを回避しています。


5.アドリブでの意識してる点について

月琴パートはアドリブですが、意識してるところは大きく2つあります。

 

◆メロディーラインと被らない

◆五音階を意識する


一つ目のメロディーラインと被らないは

これは基礎中の基礎で、ベースラインやメロディーラインと被ってしまうと

単純に他のパートが目立たなくなるということです。

被ってしまうと音が消えるのでなくてもいい音になってしまうと

音楽がだんだんとボケてきます。


二つ目の五音階を意識するですが、これは日本的な和風な曲を

作曲するのであれば、作曲家が100人いたら100人とも意識します。

専門的な話はここでも除外しますが、簡単に言うと

音階はドレミファソラシで構成されますが、そのうちの2つをはぶくと

日本の和風な響きに聞こえるというものです。

沖縄風の音楽を作るのであれば同じく沖縄の音階というのを

意識すれば自然と沖縄風の曲ができます。

国家である「君が代」を始め、「千本桜」など「和」と意識した曲でも

必ず使われています。

尺八や月琴という和楽器を使うだけでなく、

音階を意識したパートにすることで、より「和」に

近づけることで、

た・・・たかまりゅううぅう!!

となります。

演奏最後の月琴のトレモロは黒鍵なので

少し難しかったです・・・(笑)

6.終わりに

クラシックピアニストなのであまり和楽器とは縁のない人生でしたが

こうして他の楽器の音に触れられるのは本当に楽しいし

また技術の進化をとても感じます。

私はDTM(デスクトップミュージック)というよりは

あくまで自分のピアノの演奏と主軸とし

それを補強や世界を広げるための一つの手段として

他の楽器と組み合わせて演奏する動画

を一つのジャンルとしてやっていきたいなぁと思っています。

ぷてぃらじは基本的に気負わず、いい意味でだらっとやっていきたいなと

思っているので基本はピアノオンリーでお届けしますが、

何かアイディアが思いついたらまたこういう多重奏での

音楽もお届けしていこうと思います。

それではまた次回。

ちゅすばっばー!!

Pianist DAI🐬

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?