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自転車で東京から渥美半島まで330㌔走ってみた③

【前回までのあらすじ】
東京を出発しました。箱根を目指したつもりが山梨方面へ…そして山の中のコンビニで不思議なおじさんに会い、その後コンビニの裏で野宿しようと思うが失敗。そして雨も降り始める。雨の中の山を全力疾走したどりつたバス停で一休みしました。そんな苦難を乗り越えて人生最高の下り坂に突入!!


メインのお話の前に、ちょっとよろしいでしょうか。私が何故こんな事をするのかについて、説明させてください。私は今までにもパラオに飛んで毎日ダイビングをしたり、20代の頃にも仕事の合間にチェンマイに行き片道7-8時間の山登りをして首長族(カレン族)に会いに行ったり、休日にも海、山に行くなど、とにかく休みは出来るだけ自然の近く…というか野生に近づくような行動をとります。

なぜ野生に近づくのか?一説によれば人間は野生から遠ざかって退化しているそうです。人間の脳の大きさと筋肉は最終氷期(約7万~1万年前)にピークを迎え、その後は歯も小さくなり、視力も衰えました。そして1万年前に農業中心の共同体をつくり定住するようになると、体力が衰え、頭も鈍くなり、瞬時に反応する感覚ニューロンがリラックスし始めたと考えられています。

現代で生活するには不必要だからリラックスしたのでしょう。しかし、私は中医学という学問を通じて患者様を診る仕事をしています。普通のドクターと違って中医学では五感を使って患者様を診ます。

普通に生活しているとこの五感が段々と鈍くなるような気がします。

なので、定期的にその感覚を取り戻そうと、野生に近い行動をとるのです。

因みに中医学は五感を使うのですが、当然、論理的思考力や医学知識の方が遥かに大切です。感覚2:思考8という感じですので、基本的には野生に帰らなくても問題ありません(笑)

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下り坂をひたすら進み、たどり着いた温泉

【レンブラントスタイル御殿場駒門】

写真を撮り忘れました(笑)

受付に行くと優しいスタッフの方…

神様だo(TヘTo) クゥ

風呂まで案内され、誰もいない貸し切り状態の風呂で満身創痍の身体を洗い流す…

気持ちが良すぎる

そのまま、1時間くらい湯船に浸かり冷え切った体を温める。サウナは体力を消耗するので、入りません。この気持ちよさ…言葉に出来ない。

そして風呂から出て、誰もいない脱衣所で座ったまま全身に鍼を打ち痛みを和らげ完全回復ヾ(*´∀`*)ノキャッキャ

さぁ雨の中、沼津へ向かいますか、と思いホテルを出ると

晴れてる(∩´∀`)∩

もう、本当に最高の気分でした。何だか天が味方してくれているような気がしました。長袖を脱ぎ、半袖を着て出発!!めちゃくちゃ日差しが暑い!

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これずっと坂道(∩´∀`)∩

そのまま南下して、漁港っぽいところをすり抜けると…

海に到着!!そしてサイクリングロードっぽい道を何となく愛知県方面に走ります。

この時、本当にどこに向かっているのか良く分かってませんでした。でもいい!晴れたし、海最高に気持ちいいし、どうにでもなれ(/・ω・)/

私は生まれも育ちも海のそばです。海を見ると不思議と「どうにでもなれ」という気持ちにさせられます。

そのままふわふわ~っと、本当にふわふわ~っと自転車を漕いでいたら、何やらステキな郵便局を発見!

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写真が下手なので伝わらないかもしれませんが、ほのぼのとした郵便局なんです。ここでちょっと一休み…そしてスマホをみたら

充電がない(/・ω・)/携帯充電器の充電もないド━━m9(●∇●)━━ン!!

充電がないければ地図も見れない。わかった…これからは嗅覚で充電できる場所を探す(笑)

そして私の謎の嗅覚を信じて自転車を漕ぎ始めます。住宅街の細い道を抜けて、何となく大通りに向かいます。でもドンドン細くなります…

そして完璧に方向感覚を失いました。

ダメだこりゃ∠( ᐛ 」∠)_

今は3時、一度自転車を止めて、太陽の方向を確認し、とりあえず西に向かいます。が、あれ?腰が曲がり歯が抜けた推定90歳くらいのおばーちゃんがゆっくりゆっくり、こちらに近づいてきます。そして

「おにーさんはパックパッカー?」

バックパッカーの発音がちょっと可愛いです。このおばーちゃんなら充電ができるあの場所を知っているかもしれない|・ω・`)コッショリ

「まぁ…まぁ…似たようなもんです。あの…すみません…近くにマクドナルド…なんてありませんかね」

「パクドナルド?いったぁことがねぇなぁ、それよりあんたどっから来ただ?」

「東京です(´・ω・)」

「そぉか~」

そのまま方向転換をしてトボトボと立ち去ってしまいました。そうですよね。パクドナルド…行かないですよね。

そしてまた、西に向かって自転車を漕ぎます。

それからどのくらいか分かりませんが、ひたすら西に漕いでいると、何やら排気ガスの匂いとトラックの走る音…

排気ガス+トラックの走る音=国道一号線=マクドナルドがある

キタ(´・ω・)

そして自転車を立ちこぎで、排気ガスの香りを辿ると…

見つけた…国道一号線ヾ(*´∀`*)ノキャッキャ


安心しました。これで西に向かっていれば絶対にマクドナルドがある(国道一号線はマクドナルドと吉野家が一定間隔ごとに)。

そして数十分自転車をこいだらすぐに発見しました。
ここで一休み+充電します。入店してコーヒーだけで充電するのも気が引けるので食事もします。

この旅の食事はマクドナルドかコンビニのオニギリです。
ちょっとさみしい(´・ω・)

そしてスマホの充電が半分くらいたまったところで出発します。

そのまま西にひたすら向かってたどり着いたのは由比(ゆい)です。

由比は愛知県から関東に高速道路で向かう際に良く利用するパーキングエリアです。なぜのパーキングエリアを使うかといいますと景色がとても綺麗だからです。

その景色を自転車で見たい!!

と思い、地図から外れて海側の高速道路の方に向かいます。そして何だかんだで海に到着…

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夕暮れですごく綺麗(∩´∀`)∩写真では伝わりづらいかと思います。ここは自転車じゃないとたどり着けない場所です。だから誰もいません。段々と空が赤くなり、柔らかくなる景色をぼけぇーっと眺めながら「やっぱりマクドナルドを食べると胃がもたれるな」と思っていました。

辺りは暗くなり、車のヘッドライトがビュンビュンと動きます。

夕日に元気をもらって出発。

地図を確認して西に向かいます。

ゆっくり自転車を走らせていると体に異変が…

あれ?眠たい(੭ ᐕ)) ?

人間は基本的に身体を動かせば覚醒します。覚醒するということは眠気がなくなるということです。しかし、眠い。そういえば東京を出てから34時間、山の中のバス停で2時間横になっただけで寝てない。ずっと自転車を走らせている。そして

鼻血も止まらない(∩´∀`)∩w

これは良くないパターンだwきっと体が「休んでください」と言っている。よし、どこかで泊まろう…まともなところで…てもホテルは何だか気が進まないので、漫画喫茶を探すことにしました。

スマホで検索して見つけたのはココ↓

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どうやら山を一つ越えるらしい(´・ω・)

つらい…あと眠い。自転車漕いでても眠い。

行けるのか?それとも適当な場所で寝るか?

さてさて、この先はどうなるでしょう。

つづきはまた今度(:D)┓ペコ


【宣伝です(:D)┓ペコ】
どうぞよろしくお願い致します('◇')ゞ


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