新型コロナウィルス療養記録01【発症?~陽性判定】

はじめに

2021年4月中旬、新型コロナウィルスに罹患し、ホテル療養したのちに日常に戻りました。
なかなか自分がコロナにかかった、ということをオープンにしづらい環境で、身近な人にしか伝えていませんでしたが、これから更に罹患・療養をする人が増えることを考えて、少しでもイメージが出来るように記録を公開することにしました。
ほとんどの部分はホテル療養中に日記的に書いていましたが、公開にあたり思い出したことを加筆しています。

あくまで個人的な体験なので、病院や保健所からの連絡・ホテルの状況等異なる場合もあるかと思います。その点はご了承ください。


発症0日目(ほんとは1日目…?)

朝起きたときに喉の痛みを感じるが、特に熱っぽさもなく、よく乾燥で痛むこともあるので「口開けて寝たのかな~」くらいの気持ちで普段通り過ごす。
外での仕事もあるが、ほぼマスクを着けて、一人の作業が多かった。
夕方には喉の痛みをほぼ感じないくらいに治っていたので特に気にせず過ごす。

発症1日目

朝起きたときに全身のだるさ、ぼんやりとした頭痛、喉の痛みを感じる。熱37.3℃。平熱36.8℃くらいなので少し高い程度。
ただ、普段の風邪は鼻からくるので、おかしいなと感じる。脚がだるい、足の裏まで熱を持っている感覚。
この日は複数予定があったが、大事を取って全てキャンセルし終日ベッドで過ごす。冷えピタ最高。
夕方にかけて足首や手首にじんわりとした痛みが起きる。特に咳は出ていない。この体温でインフルエンザのようなだるさがあるのはおかしいな、と思い、コロナになったかも…でも感染するような心当たりがほぼないな…など心配になってくる。
食事はプロテインドリンクとウィダーインゼリーを摂取するくらい。だるさがあって食事する気力がわかない。夜になって少し体が楽になってきたので、スープを作って食べる。
(特にマスクをせず行動してしまったのですが、同居する人のことを考えてマスクをするべきだった。。。と後から思いました)

発症2日目

熱は下がり、36℃代をうろうろ。何度か測っていると、タイミングによっては37.0℃になったりもする。
昨日に比べて身体のだるさがだいぶ解消され、頭痛や喉の痛みも薄れたのでコロナじゃないかも?と思うが、念のため検査をしておいたほうがいいなと思い、事前予約し、夫と一緒に秋葉原のPCR検査センターへ。唾液式の検査で、レモンや梅干を食べている少年の大きい写真が貼ってあるのがシュール…。
帰宅後にケーキも食べられるくらい体力・気力は回復傾向にあるが、念のため横になる。もしコロナだったら、仕事先の誰に連絡して…この予定リスケして…など考えて少し気疲れ。
検査結果は当日夕方頃には届くと伝えられていたが、なかなか来ないので心配していたら、20時頃に「高リスク」判定とのメールが届く。夫は「低リスク」。覚悟していたとはいえ体調はもう回復しつつあるので、どうしよう、と心臓がバクバクしてくる。
メールには高リスクだった場合にすべきことなどは書いていないので、検索して出てきた東京都発熱相談センターに電話。(平日だと自分の住んでいる区の保健所に連絡するようだったが、日曜日だったため東京都の24時間受付ダイヤルに。)
民間の検査センターで高リスクだった旨、事情説明。もう一度病院で検査しないとその後の対応が出来ないとのことで、郵便番号(か、住所途中までだったか)を伝え、翌朝にPCR検査を受けられる近所の病院を教えてもらう。病院で受診する場合は民間検査で高リスクだった、と伝えて、自費での検査にはならないことを確認してください、と言われる。同時に、同居人がいる場合は生活場所を分け、マスクをして生活すること、お風呂は最後に入ること、食事は別の時間帯に取ることをアドバイスされる。結構ドキドキしていたけど、朗らかな語り口で対応してくれて、徐々にやるべきことがわかってきて安心。
ということで、寝る場所をなんとか分け、家庭内隔離開始。

発症3日目

起床時平熱。(その後も終日微熱になることはなかった)
9時から受付と聞いていたが、気が急いて8:30頃に教えてもらった病院(運よく?一度行ったことのある内科だった)に電話し、事情を説明すると、先生が来たらすぐに折り返します、と対応してくれる。9時前には電話が来て、今の発熱状態を確認されたのち、11時にPCR検査の予約を取ってくれる。到着したら院内に入らず、電話して、という指示があった。
自転車で病院まで行き指示通り電話すると、病院の建物横のスペースに案内されて、外に椅子があるところで唾液式のPCR検査を受ける。結果が出るのは翌日昼以降とのことで、先生とは体調について軽く問診してもらい「陽性かもね~」と言われる。
家に戻り、終日ベッドで仕事。特に体調不良はないので日常生活を送るのに支障はないが、生活場所を分けている&もしうつしたら、という不安があり、家の中を歩けない。一気に筋力が落ちた気分。。

発症4日目

昨日と同じく、起床時もそのあとも平熱。体調はほとんど通常営業だったので大人しく仕事をしているが、そわそわ。
16時頃に病院から電話があり、陽性判明。覚悟はしていたものの、冷や汗。。同居人がいることを伝えると、すぐにPCR検査を受けられるように対応してくれ、17時に来てください、とのこと。
同時に、保健所に1時間後に電話するよう指示されるが、30分後には保健所から連絡がある。基本的に保健所から連絡するので大丈夫ですよ、と若い女性の声で朗らかに伝えられて、安心。
保健所からは、発症日(症状が出た日)の確認、その2日ほど前の行動確認、同居人の有無、家庭内隔離の状態をヒアリングされた。自分がどこから感染したのかが気になるが、そこについてはほぼ聞かれず「最近クラスターが起きたような場所に行きましたか?」と聞かれたのみ。
一通り質問が終わった後、東京都では無症状・軽症の陽性者にはホテル療養を勧めているが問題ないかを確認される。同居人のことも心配だったので、ぜひお願いします、の気持ち。恐らく翌々日からホテル療養になる旨、翌日に東京都から連絡がある旨を伝えられる。
心配している各所に連絡し、今後の流れを伝える。家庭内隔離にもだいぶ限界があり、今後の見通しがついたのは結構安心材料だった。
ちなみに家庭内で特に気を付けていたのは、自分のエリア以外では喋らない、歯磨きはお風呂の中でして最後全部シャワーで壁など洗い流す等(大江戸線の事例で歯磨き激怖いと思っていた)


この記事ではここまで。
続きは随時更新していきます。主にホテル療養の部分が長くなりそうです。

誰かの助けや不安解消になることを祈っています。

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