ビジョントレーニングの重要性
今回はビジョントレーニングについて軽くご紹介です。
中心視野と周辺視野について書きます
1. ビジョントレーニングとは?
• 定義:ビジョントレーニングは視覚能力を向上させるためのトレーニングで、視覚と脳の連携を強化し、スポーツや日常生活での視覚情報の処理を効率化することを目的としています。
• 視覚と脳の関係:視覚は単なる「見る」ことではなく、見た情報を脳で解釈し、素早く行動に移す一連のプロセスです。ビジョントレーニングはこの視覚情報処理のスピードと精度を高めることで、脳と体の連携を向上させます。
• スポーツや日常生活での重要性:スポーツでは、素早い判断や反応が必要とされ、視覚が大きな役割を果たします。さらに、日常生活においても、視覚の鋭敏さは安全や作業の効率に繋がります。ビジョントレーニングにより視覚の反応力や集中力を高めることで、事故防止や作業効率の向上も期待できます。
2. 中心視野と周辺視野の役割
• 中心視野の役割:中心視野(または中心窩視野)は、視線の焦点を合わせた狭い範囲で、細かいディテールやカラーの識別が得意です。例えば、文字を読む、ボールやゴールを正確に見るなどの作業には中心視野が欠かせません。スポーツでは、中心視野によって相手選手の動きや標的を瞬時に捉えることができるため、競技中の精度やタイミングに大きく影響します。
• 周辺視野の役割:周辺視野は中心視野の周囲の広い範囲をカバーし、動きや全体の把握が得意です。特に動きの速いスポーツでは、周辺視野によって相手の位置や仲間の動きを察知することができ、状況判断のスピードを上げます。また、日常生活においても、周辺視野があることで歩行中に他人や障害物に気付き、事故を防ぐことができます。
• 中心視野と周辺視野の相互作用:競技や活動の中では、中心視野でターゲットに集中しつつ、周辺視野で環境を察知することが重要です。例えばサッカーでは、ボールに集中しながら、周辺視野で他のプレイヤーの位置や動きを把握する必要があります。ビジョントレーニングによってこの両方の視野の連携を高めることで、迅速かつ的確な判断が可能となり、パフォーマンスの向上が期待できます。
3. ビジョントレーニングの効果
• 視覚反応速度の向上:ビジョントレーニングにより、視覚刺激に対する脳の反応速度が向上します。例えば、速く動くターゲットを素早く捉えたり、状況に応じて的確に反応したりする能力が鍛えられるため、スポーツにおいて競技者はより素早く判断を下せるようになります。
• 視野の拡大と深視力の向上:視野の拡大トレーニングにより、周辺視野の認識能力が高まることで、視野全体での情報処理が効率的になります。また、深視力トレーニングにより距離感を正確に掴む能力が向上し、特に遠近感が重要なスポーツ(例: ゴルフやテニス)で役立ちます。
• 集中力と反射神経の強化:ビジョントレーニングでは、目の筋肉を鍛えると同時に脳の反応力も高めるため、視覚に関する集中力と反射神経が強化されます。これは競技中の持続的な集中力や、瞬間的な判断力に直結し、試合の成果や自己ベストの達成に貢献します。
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