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患者さんが腕や手の痺れを訴えてきた時、あなたならどうやって推理しますか?

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こんにちは。てっちゃんこと白石です。

卒後1年目の皆さん、おめでとうございます!

新年度を迎え、卒後1年目の鍼灸師にとっては不安でいっぱいの中、臨床に臨んでいる方も多いのではないでしょうか。

ボク自身、新卒1年目23歳の春は、毎日生きている心地がしないくらい緊張しっぱなしで、患者さんに触らせて頂くだけで手が震えていたことを思い出します。
正直当時は”臨床推論”という名前を聞いたことがある程度で、ROMやMMT、整形外科的テストを「ただやるだけ」で検査結果からどのように統合と解釈をしていけば良いのかは何も分からず、ただただ不安な毎日だったことを思い出します。

そこで今回は、実際の症例(とは言っても架空の事例です)に対し、どのように思考を張り巡らせながら推論を展開していけば良いのかについて解説していきたいと思います。

まずは、どんな症例なのかを以下に紹介します👇

あなたが担当することになった方は70代女性で主な訴えは「腕や手にかけて痺れが続いている」というものでした。

鍼灸師として働く上で上記のような症状を訴える患者さんは比較的多く出会うと思います。勉強を進めていくコツとしては比較的出会う可能性の高い症状から学んでいく方が即実践力にも繋がりやすいのでオススメです。

では読者のみなさんに質問です。

こういったお悩みを聞いた時、あなたなら次の質問はどんな言葉が思い浮かべますか?

ぜひ読み進める前に想像してみてください。

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どうですか?いくつか思いつきましたか?


基本的なことにはなりますが、まずは痺れの症状について詳しく聞くことから始めてみましょう。

痛みや痺れについて聞き出す上でボクが普段愛用しているチェックポイントとしては”OPQRST”があります。
学校の授業でも一度は聞いたことがあるとは思いますが、臨床では聞き漏れを防止する上ではめちゃくちゃ使えます。

ただ、実際のところOPQRSTの名前は知っているけど、それぞれがどんな英語なのかまでは覚えていない方が大多数ではないでしょうか。
(正直ボクが新人の頃はOPQRSTという言葉自体聞いたことすらありませんでした)

痛みや痺れと向き合うことの多い鍼灸師にとって、OPQRSTは非常に使えるチェックポイントなので臨床する前に覚えておきましょう。

これを元に実際に聞いてみるとどうなるでしょう。

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