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治療47日目、第3クール5日目「女性の人生がいかに大変か。家族を大切に」

2024年10月1日(火)治療47日目、第3クール5日目、カペシタビン5日目

 朝7時起床。昨日よりはちょっと楽?と楽観的な気持ちを大切にしつつ、朝のルーチンへ。朝食の準備が今一つノらない。食欲減退のせいか。ただ、食べようとすれば食べられる。栄養を体は欲しているのに、薬のせいで食べたい気持ちが抑えられているのだ。癌細胞を攻撃してくれる薬なので、それでも感謝しなくては。

 昨日からの急性腎不全とみられる症状が気になる。痛みは無くなったが、気配がある。上半身を動かすと、時々キュッとわき腹にきしみを感じることがある。完全には無くなっていないようだ。その証拠に、手や足、上半身などがむくんでいる気がする。それでも今日はスマホのタッチID(指紋認証)が出来るようになった。指紋が無くなるぐらいに膨れていた昨日よりは改善されたということか。

 引き続き頭痛と悪心を抱えながら在宅勤務へ。会議ではアピールのためビデオをオンにしている。最近のオンラインミーティングソフトのおかげで、顔や背景にエフェクトを掛けることができるので本当に助かる。会議の相手が青白い病的な顔をしてたら驚くよね。そこまでしてビデオをオンにする必要もないんだけど。

 調子のよい時は御飯の準備を家族と共にするのだが、今回はオキサリプラチン点滴以降完全に家族のお世話になっている。なんか気持ち悪くてできないのだ。

 世話になっている家族は妻と娘である。彼女たちはその人生の中で生理という経験をしている。抗がん剤治療の副作用が生理前症候群と同じかどうかわからないが、もし同じような症状があるなら、出産という役割を担った女性の人生がいかに大変なものなのか考えさせられる。これまで彼女たちにそんな気遣いをしてこなかった事を反省したい。本当に家族を大切にしなければ。

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