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治療38日目、第2クール17日目「癌について学び、ビジネスの可能性も開ける」

2024年9月22日(日)治療38日目、第2クール17日目、休薬3日目

 朝7時30分起床。旅行からの戻りの余波で、昨晩遅くに就寝したため起床が遅くなってしまった。シャワーを済ませ、朝食へ。久しぶりの食べ慣れた朝食が体に沁みる。ホテルの朝食も良いが、2・3日で飽きが来る。食べなれない調味料のせいだろう。朝のカレーが1日中胃に残っていることもあった。どうも調子が崩れてしまう。

 12時ちょうどに美容院で髪をカットしてもらう。今まで4週間に一度通っていたのだが、化学療法に合わせて今後3週間に一度通うことにした。休薬が始まってからの方が調子もいいし、なにより理容師さんの肌に触れるためオキサリプラチン点滴直後は避けた方が良いとの判断からである。私が抗がん剤治療をしていることは伝えていない。頼まれたわけではないが、せめてもの配慮だと思いたい。

 幸運なことに、肌や髪に抗がん剤による変化は現れていない。会社の上司の母親が乳がんにより抗がん剤治療を受けていたとのこと。治療薬は異なるので単純比較はできないが、上司の母親は髪が全て抜けたという。効果のほどはよくわからないが頭皮の健康を保つため美容院ではカットのみとしシャンプーは断っているし、整髪剤も極力付けないようお願いをしている。

 天気は悪いが、午後は気分が良いので好きなことをして過ごした。主に読書。旅行中ある施設でもらってきた、とある人の人生について書かれた小冊子には心を打たれた。人はモノに囲まれて生きているが、心の中の信念に基づいて生きているという話。それ次第で幸せにも不幸にもなる。あたりまえの話だが自分自身、書いてある通りに自分の心や信念をコントロールして何時も幸せでいることは全く無く、むしろ何時も不幸を感じていることに反省すべきと感じた。

 癌が体を蝕んだことは確かだが、最先端の治療を受けていることはラッキーだし、癌について学んだことで、より深刻な事態を避けることができると思う。今後さらに増えていく癌患者を相手にしたビジネスの可能性も開けるかもしれない。少々考え過ぎかもしれないが。


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