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第18回【キッズ年代で効果的な用具を操作する力を高める6つの運動とは?】

【キッズ年代で効果的な用具を操作する力を高める6つの運動とは?】
 U-12専属プロフィジカルコーチ鎌田氏が、前回は【親子でできる4つの力試し運動】を掲載しました。今回はキッズ年代を対象に、【キッズ年代で効果的な用具を操作する力を高める6つの運動とは?】です。以下に、具体的なトレーニング内容をお伝えしていきます。

【キッズ年代で効果的な用具を操作する力を高める6つの運動】
1.用具をつかむ、持つ、降ろす
2.用具をくぐる
3.用具を運ぶ
4.用具を投げる、捕る
5.用具を跳ぶ
6.用具に乗る

【詳細】
1. 用具をつかむ、持つ、降ろす
『用具をつかむ、持つ、降ろす運動』で大切なことは、ボールに興味をもたせることです。具体的な動きといいますと、大きさや重さの異なるボールを両手でつかんだり、持ち上げたり、回したり、降ろしたりする動きです。例えば、スポーツでは異なるボールを使用します。テニスボールやサッカーボール、バスケットボール、ラグビーボールなど、それらのボールを片手でつかんだり、両手でつかんだり、ただ触れせるだけでもいいのです。使い方は二の次です。キッズ年代ではまずボールや用具に触れる機会を意図的に自宅でつくりましょう。キッズは自動的に目で見たものを触りだします。

2.用具をくぐる
『用具をくぐる運動』で大切なことは、キッズのくぐりたい本能を刺激することです。具体的な動きといえば、トンネルくぐりです。まずは親御さんの股の間をくぐらせましょう。次に、机や椅子をくぐらせたり、公園の遊具を使用したり、スポーツだと長縄や短縄で大波・小波をつくって、くぐり抜ける喜びを感じさせましょう。 様々なトンネルをつくって、好奇心をそそることが大切です。

3.用具を運ぶ
『用具を運ぶ運動』で大切なことは、ゴールを設定することです。具体的な運動としましては、スプーン乗せトレーニングです。まずはご家庭のキッチンにある御玉を使用し、その上に小さなボールを乗せます。そのボールを落とさずに、ゴールの場所まで運ぶのです。最初は簡単にクリアできるゴールを設定し、だんだん難易度を上げていきましょう。他にも、友達と背中などでボールをはさんで、いろいろな方向に運ぶトレーニングも効果的です。

4.用具を投げる、捕る
『用具を投げる、捕る運動』で大切なことは、投げる喜びと捕る喜びを味わわせることです。具体的な運動としてましては、投げる動きではストラックアウトです。まずはペットボトルやごみ箱などの目標物を決めて、ボールを当てたり、投げ入れさせたりしてみましょう。次に、少しずつ距離を広げたり、的を小さくしたりして難易度を上げていきましょう。捕る動きでは、箱キャッチです。親御さんがボールを投げ、お子様は箱や網をもってそのボールをキャッチしましょう。最初から指先でボールをキャッチするのは難しいので、用具を利用してキャッチする喜びを味わわせてからレベルアップさせていきましょう。

5.用具を跳ぶ
『用具を跳ぶ運動』で大切なことは、正しいジャンプのフォームを身につけさせることです。具体的な運動としましては、バージャンプです。ジャンプは大きく腕を振ることと跳ぶタイミングが大切です。バーの高さはレベルに応じて、高さを調節していきましょう。他にも、短縄で前や後ろの連続両足跳びも効果的です。

6.用具に乗る
『用具に乗る動き』で大切なことは、身体全体でバランスをとることです。具体的な運動としましては、平均台トレーニングです。平均台の上ではバランスを崩しやすい状況を作れますので、うまく手でバランスをとりながら成功体験を積ませましょう。他にも、足場の低い易しい竹馬などに乗って歩くことは効果的です。

U-12専属プロフィジカルコーチ

鎌田豊

【所属】
○鎌田豊公式オフィシャルサイト

http://kamatayutaka.fem.jp


○ワセダJFC代表兼監督『小学生サッカーチーム』

http://waseda-jfc.jp/


○国分寺キッズアカデミー『かけっこ&サッカークラス』

http://kokubunji-kidsacademy.com/

【資格】

アジアサッカー連盟公認フィットネスライセンス レベル1(アジアで初となるサッカーに特化したフィジカルコーチライセンス)

日本サッカー協会公認A級U-12コーチライセンス

日本サッカー協会公認Gk-LEVEL1コーチライセンス

中学高等学校保健体育第一種免許

スプリントコーチ

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