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【第10回】キッズ年代に必要な平衡系動作とは?

【キッズ年代に必要な平衡系動作とは?】
 U-12専属プロフィジカルコーチ鎌田氏が、前回は【キッズ年代に必要な3つの基本動作とは?】について、コラムを掲載しました。今回は【キッズ年代に必要な平衡系動作】についてお伝えしていきます。

 幼児期に身につけておきたい基本動作は36種類あります。その基本動作を大きく3つに分けると以下の通りです。

1. 姿勢の変化や安定性を伴う動作(平衡系)
2. 重心の移動を伴う動作(移動系)
3. 人やものを操作する動作(操作系)

そこで、今回は1.姿勢の変化や安定性を伴う動作(平衡系)に特化して、具体的な動作と指導上の留意点について、お伝えしていきます。

【キッズ年代に必要な平衡系動作とは?】
○立つ
『立つ』とは、ある場所にまっすぐ縦になっている、足を伸ばしてからだを縦に支えることです。『立つ』動作で大切なことは、『正しい姿勢』です。一本の棒をイメージさせて、正しく立てるように指導していきましょう。

○組む
『組む』とは、がっちりと互いのからだに取りつき合うことです。『組む』動作で大切なことは、友達とのコミュニケーションです。色んな仲間たちと交流しながら、お互いの身体を支えることを学ばせていきましょう。

○乗る
『乗る』とは、物の上にあがる、乗り物の上、または中に身を置く。乗り物で移動することです。『乗る動作』で大切なことは、手の動かし方です。手でバランスがとれるように指導していきましょう。

○逆立ち
『逆立ち』とは、手を地面に置き、足を上にして通常の起立状態とは上下反対に立つことです。『逆立ち』は幼児年代では難しい動作の一つです。全員にやらせるのではなく、レベルに応じてチャレンジさせましょう。

○渡る
『渡る』とは、間を隔てているものの一方から他方へ越えていくことです。『渡る動作』で大切なことは、地面の状態です。渡るトレーニングを行うと、転ぶことが多いです。地面は柔らかいマットや芝などで渡るトレーニングを行いましょう。

○起きる
『起きる』とは、横になっていたものがからだを起こす。立ち上がることです。『起きる動作』で大切なことは、様々な起き方をチャレンジさせることです。手で起きる、足で起きるなど、色んな起き方を学ばせましょう。

○ぶら下がる
『ぶら下がる』とは、ぶらりと垂れ下がる、つりさがる。また、それに似た状態で、物に取り付いてつかまることです。『ぶら下がる動作』で大切なことは、ぶら下がっている時間です。子供はタイムが伸びると喜びますので、他人との評価ではなく、一人ひとりの伸びを評価していきましょう。

○浮く
『浮く』とは、物が底や地面などから離れて水面や空中などに存在する。うかぶことです。『水面で浮く』際に大切なことは、補助操作です。子供が一人で受けるまではしっかりを支え、慣れてきたら補助をゆるめていきましょう。

○回る
『回る』とは、軸を中心にして円を描くように動く。回転することです。『回る動作』で大切なことは、色んな回り方を教えることです。横回りや前転、後転など色んな回り方にチャレンジさせましょう。

U-12専属プロフィジカルコーチ

鎌田豊

【所属】
○鎌田豊公式オフィシャルサイト

http://kamatayutaka.fem.jp


○ワセダJFC代表兼監督『小学生サッカーチーム』

http://waseda-jfc.jp/


○国分寺キッズアカデミー『かけっこ&サッカークラス』

http://kokubunji-kidsacademy.com/

【資格】

アジアサッカー連盟公認フィットネスライセンス レベル1(アジアで初となるサッカーに特化したフィジカルコーチライセンス)

日本サッカー協会公認A級U-12コーチライセンス

日本サッカー協会公認Gk-LEVEL1コーチライセンス

中学高等学校保健体育第一種免許

スプリントコーチ

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