ホイール総評　GIANT SLR0　インプレッション

このホイールの上位互換がCADEXとなるのか？と個人的に思っていますが、
今更ながらこのホールの細かいまとめと自分自身の感想であるインプレッションと総評を記載していこうと思います。

カタログスペック
パワフルな上り、高速かつ信頼できる下り。効率性、コントロール性、エアロダイナミクス、そして耐久性を高次元で同時に獲得した、前後1298gの超軽量チューブレス対応フルカーボンクリンチャー単品価格 ： フロント¥95,000（税抜）、リア¥125,000（税抜）
サイズ　 ：ホイールサイズ ： 700C　
リムサイズ ： 幅23mm×高さ30mm　
重量　　 ：1298g（フロント＋リア）
素材　　 ：リム素材 ： 超軽量フルカーボンコンポジット
適合製品 ：対応タイヤ ： クリンチャー（チューブレス対応）
※2020年度版ＨＰより抜粋。

チューブレス対応のリムテープはGIANTの専用品。
チューブレスバルブの出口はかなり作りがよく、エア漏れはあまり見かけないと思います。（しっかりと閉まっていればですが・・・）
更に細かいスペックを見ていきましょう。
■Etrto ： 622×17　
■フロントハブ ： GIANT Alloy　
■リアハブ ： GIANT Alloy、スターラチェット式フリー
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　→DT SWISＳの240Ｓと同じ機構
■ベアリング ： 高精密シールドカートリッジベアリング
　　　　　　　→GIANTのお店によると1個6000円のベアリングらしいです。
■フロントアクスル ： 100×5 QR　
■リアアクスル ： 130×5 QR
■フロントスポーク ： DT Aerolite straight pull、bladed
■フロント組 ： 16H、ラジアル　
■リアスポーク ： DT Aerolite/DT Aerocomp、straight pull、bladed
■リア組 ： 21H、 Dynamic Blanced Lacing（DBL）　
■ニップル ： アルミ
●専用チューブレスリムテープ＆バルブ付属　
●専用ブレーキパッド付属
※専用ブレーキパッドを必ずご使用ください（別売・税抜￥2,500）

現在の実用状態の実測値

フロントホイールの重量（クイック・リムテープ・シーラント・タイヤ込み）

リアホイールの重量（カセット・クイック・リムテープ・タイヤ込み）

前後合わせて2,320gだったので、カタログスペックと比べると1022gの差がありますね。
使っているスプロケットはアルテグラ11s（Ｒ8000）11-30
クイックはマビックのクイック
タイヤはIRC フォーミュラーPRO X-GARDを利用しています。
もう少し軽くしようと思えば軽くなるかと思いますが、今はレースがないので（笑）

インプレッション
当時22万円超のホイールでしたが、+３万円を足せばBORA35が買えます。
その当時に自分で買ったホイールの一つが22万円でSPEED40を使っていました。

このホイールも剛性の塊でした。
いずれ、機会があればインプレッション記事を書きたいと思います。
これらの有名ホイールと比べてどうかといわれると、購入するには微妙なホイールと言わざるを得ません。
（なら、なぜ買ったし・・・というツッコミ、ありがとうございます）
決して固いホイールではなく、しかしながらリズムを感じながら撓みを感じられる様なホイールではありません。
一個体のひたすらに回転する物体です。ホイールとしての個性は感じ取れません。剛性感がないのに撓んだ感じもなければそう表現するしかありませんネ。平坦を走っていて伸びもあまり感じられませんし、巡行で数ワット軽減できるわけでもなし。
66km/h～72km/hでは、フロントホイールがかなりブレます。
ホイールバランサーは推奨ですが、そもそもシーラントを入れる入れないにしろチューブレスホイールはバルブとエア漏れをなくす為にバランスが崩れます。
個人的におすすめするのがSLR1を購入されるのであれば、間違いなくSLR０の方が良いと思います。
先ず、スポークが違う。ハブも違う。

ホイールとしてはかなり完成度が高く、長い目で見ると買いなのかもしれません。使用していて、スポーク折れが１回。ハブのベアリングのグリスアップは自分でも半年に１回程度は行っています。使い始めたのがおそらく４年前。
それでも、昨日も使って８０kmのトレーニングを行ってきたので4年前のホイールでもまだまだ現役です。ちゃんと使えばかなり頑丈。

ヤフオクでは
2020年5月10日時点でSLR0のオークションは見当たりませんでした。SLR１はおよそ9万円で出回っていました。これだったら新品買った方が良いと思うのは私の価値観ですね。
メルカリでは
同時点で12万円でSLR０を発見することができました。これを見るとオークション・中古の相場はSLR1が10万より下、SLR0が12万円程度でしょうか。
個人的にはわけのわからない中古品は買わないのがおすすめですけどね。

総評
総評は６段階で視覚化してみたいと思います。

ホイール重量の軽さ：★★★★☆☆
所有欲：★★★☆☆☆
ハブの転がり：★★★☆☆☆
ブレーキ：★★★☆☆☆
加速度：★★★★☆☆
コントロール：★★★☆☆☆

いかがだったでしょうか？
少しでも参考になればと思います。