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今回も数学のことを少し。。。

FNNプライムオンラインに

「数式デザイン」でモデル挑戦 発達障害の男性がランウェイへ…“不登校”から表現の場を広げ【新潟発】

という記事があってその中に

その #数式 にデザイン性を見いだされ、今では「アーティスト日向」として数式をデザインした商品を販売。この数式の意味を理解する人物も現れた。それが東大卒の元数学教師・黒岩秩子さん。この日は黒岩さんとともに、数式を解説する「数式トークライブ」を開催。

という部分がありました。引用部分はTwitterからとっていますが、先の引き算ではありませんが、ただたんに計算式が並んでいるかに見える数式にも意味があって利用できたりする。そこが私には数学って面白いと思う部分だったりしますが、では彼がその計算をしていた時にその数式に意味を見出していたかというとそうではなかったはず。

そこが数学が理解されにくい部分。良く数学なんて役に立たないからという議論を見ますが、そんなことはなくて、ただわかりにくいし、場合によっては何に役立つかわからずに研究しているときもあるので、何に役立つかは答えられないこともあります。

でも、その時でもその時点ではまだその研究の有用性が誰も理解できていないだけであったりもします。有名なのが虚数。二乗してマイナスになるなんて実在しない虚しい数。これがあった方がその先に便利だからと定義づけられた数。最初はそうでした。でも、複素数という概念が出来たとたんにとても有用なものとなりました。もう虚しい数ではなくなっています。

本当は学習者にそういうことまで教えられるのが理想ですが、全国の子供たちにそういうことまで教えるのはなかなか難しいことです。でも、今はネットなどがあるので、なぜだろう何に使うのかわからなかったら質問したら、どこかから探していた回答が見つかるかもしれません。

数学は実験器具も装置などもいらない学問です。コンピューターは必要な場合もありますが、基本、何か書き記せるものさえあれば出来る学問です。そのあたりもっと多くの方に知ってもらいたいなと思います。

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