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身体の声を聴く。注意深く。

このところ調子が悪い日が続いていて、その一つの原因は精神的な事で実はnoteを書いたことでもやもやしていたものが外に出たのでそれに関してはかなりすっきりしました。多分、明日か明後日には「青春と読書」を手に入れられるはずですが、とりあえずもう手元にあってもそれに精神が引っ張られ過ぎることはないはずです。

もう一つの原因は最近家の中でのことが忙しくて長い時間散歩をしていなかったりした運動不足などからくる体の不調が原因。これは睡眠時間などの関係もあるのでここも何とか対処しなければと思っています。

こういう時に私が指示している太極拳の先生の言葉を思い出すようにしています。

自分の体を良く見なさい。

日々きちんと自分の体と向き合っていると、あ、今日はここが違うとわかる時があります。あの羽生君の公開練習の前の準備運動で彼は鏡の前で動きをチェックしたり、たぶん、自分の体の動きの詳細をチェックしていたのではと思います。

こんなことを書くのには根拠があって、彼の幼少時から長いこと彼の体のコンディションをチェックされていらした方が東洋医学系の方でいらして、筋トレというよりは武術などの体の動かし方や調整方法に近い方がなさっていたからです。

私の先生もYOGA、気功、太極拳、あとご親族の関係で漢方や東洋医学にも詳しい方でいらして、ご自身もお年を召されたのと通いに来る方々の平均年齢の高さから難しいことはやらなくて良いので8段錦を丁寧にやりなさい。毎日やっていれば今日ここが動かない今日は調子が良いとかわかるようになる。でも、それだけで飽きるようなら簡化24式太極拳かその中の一部を丁寧に動くだけで良いといつも言われています。

その時に気を付けて欲しいのは気功は自己流でやらないことということです。そう言われるのは、ご自身も一時期いろいろな先生に習われていらしたようですが、途中で修練をやめて自己流で行って気が上がったまま下がらなくなってしまった方々をご覧になったそうで、そうなってしまうとよほどの方でないとそれをおさめることが出来ないとも言われていました。

2020年に津村喬、星野稔という日本の気功の指導者として著名な方がお亡くなりになりました。ともに長寿というほどでもなく、他にも太極拳の有名な指導者の方でやはり平均寿命より長いとは言えない年齢でお亡くなりになられた方とか。そういうのを目の当たりにされて、気功のような気を扱う場合はよほどの方に師事しないとだめで、日本では密教のお坊さんなどでないとなかなか良い指導者はいないように感じられたそうです。

中国の少林寺や密教などはちゃんとした教育方法があって、その過程の中できちんと審査があったりしながら段階的に気の扱い方を学ぶのでそういう指導者のものでない場合は、やめた方が良いと言われました。

一般的に体の声を聴いているとつい気を練りたくなってくるし、気功をと思うようになって、今は本やネットでいろいろなやり方が学べるが高レベルの指導者でない場合、暴走した他人の気をおさめるのは無理に等しく、危険なので絶対に無理をしないこと、私の先生はそこまでの実力はないので私には無理だからと言われています。

日々の体の変化には敏感である必要性があります。そこで感じた違和感をそれなりのストレッチなどで修正する必要性があります。でも、だからと言って安易に気功などに走るとかえって体を壊します。それはYOGAでも太極拳でも本来は体を良くする営みのはずなのに、それがもとで膝などを傷める人が出ています。

何か動きをしたらしばらく体の様子を眺める。違和感を感じたら対処する。でも、それは気を動かすことをメインに対処するのではなく、体が本来持っている動きやポジションに戻していくことだけに専念する。まずはそこからすべてが始まるように思います。

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