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写真の整理をしようと思ったら消せなかった

僕の写真データの保管方法は外付けHDDに日付フォルダを作成し、そのままデータを入れ込み放置しています。その中から画像編集を行い、スマホに取り込むというのが一連の流れ。

つまり、画像の選別などはせずHDDに眠った没データが沢山ある。外付けHDDの容量も切迫していることに気がつき、整理しようと決意しパソコンに向かい合っていた。

僕がカメラを始めた2016年頃からデータが残っているため、とりあえず確認したのですが、消せない。他人から見たらただの下らない写真でも、僕にとってはその一枚を見ると思い出が蘇る。この写真はこんな出来事があったな、友達の見た目が懐かしいなど思い出がフラッシュバックしていく。

今の時代、承認欲求を満たす為に良い写真だけ選別し、SNSに投稿することが当たり前になっている。自分自身も久々に過去データを見返すまではいい写真を撮らなければという使命感に駆られていた。しかし自分がカメラを楽しいと感じていた頃とは、全く違うことに過去データが気づかせてくれた。

写真の定義みたいなものは人それぞれですが、撮る楽しさという前提を思い出させてくれる良い機会になった。

一枚一枚、時系列毎に撮られた下らない写真の中に思い出が存在し、人間の記憶は意外に脆く、出来事を忘れている。そして記憶を引き出す鍵として写真は存在している。

上手く撮らなきゃという固定概念を捨て、今一度楽しさを求める撮影に挑んでいきたい。その中で新たな発見もあるのではないかと考えさせられた瞬間でした。

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