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Z f + TECHART TZM-02で蘇るK・M42レンズ


TECHART TZM-02 はZマウントカメラに取り付け、MマウントレンズをAF化するマウントアダプターだ。
さらに、マウントアダプターを継ぎ足せばいろいろなレンズをAF化できる。
今回、手持ちのK、M42レンズを活かすべく、Kマウントレンズ用マウントアダプター を2段重ねしてKマウントレンズが取り付けられる TECHART TZM-02 + KF-PKM2 セットを購入した。
夢のMFレンズAF化アダプターですよ✨
しかも、4.5mm繰り出せるので最短撮影距離よりも寄れる、というオマケ付き。


本体と箱


カメラ側


レンズ側


ま、駆動部分はMレンズ側だけでKマウントアダプターはただのスペーサーだけど。
アレンジ例
M-LマウントアダプターでLレンズ=TZM-02 + M-L
M42-Kマウントアダプターを付ければM42レンズ=TZM-02 + KF-PKM2 + K-M42
というわけで、テストしてみましょう。


Mレンズ = TZM-02

7artisans 50mm F1.1


Kレンズ = TZM-02 + KF-PKM2

smc PENTAX M50mm F1.7
smc PENTAX M200mm F4
smc PENTAX FA 28mm F2.8 soft
smc PENTAX 85mm F2.2 soft


M42レンズ = TZM-02 + KF-PKM2 + K-M42 ※5

ASAHI PENTAX Super Takumar 55mm F1.8
サン光機 SUN 28mm F2.8
MC MIR-20M 20mm F3.5


AF-Cについては不安定どころか使い物にはならないレベルなのだが、動くことは動くので△としました。
被写体認識やAE、手ぶれ補正はカメラ側の機能なのでアダプター関係無いですけどね。
カメラ側の機能といえば、手ぶれ補正は望遠レンズでは効果があまりわからない。これはボディ内手ぶれ補正の特徴だろうか。
電子マウントアダプターとは違うので、ROM由来の歪曲収差補正や絞りリングは対応しない。そもそもROMの入ったレンズがないけどね。
レフ機用のレンズは、アダプターで長くなってしまいカッコ悪いのが難点だ、というわけで装着写真を添付しました。


で、冒頭で最短撮影距離よりも寄れると書いたのでTakumar 55mm F1.8で撮り比べてみます。

MF=45cm
AF=34cm


どちらも、ピントリングを最短撮影距離の45cmにセットして、左:MF時=そのまま45cm、右:AF時=4.5mm繰り出しで34cmくらい寄れる。


ちなみに、4.5mmしか繰り出せないので、無限遠付近はピントリングを無限遠にセットすればいいが、近寄るにつれピントリングを自分で動かす必要がある。
4.5mmしか動かないので、望遠レンズほど、近寄るほど、こまめにアシストする必要があり、セミAFといった使用感だ。
昔、PENTAX F AFアダプター1.7×というのがあったが、まさにコレ。ま、TECHART TZM-02は1.7倍に拡大されないのがメリットだろう。


※この記事は2023/11/9にWordPressで公開したものです

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