富士フイルム X-T4を借りました (PART-1)

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約1年ぶりに富士フイルムのカメラをレンタルしました。

昨年、X-T3、X-H1をレンタルしましたが、主にバッテリーの持ちが理由で購入を見合わせました

今回レンタルしたのはX-T4です。

合わせてレンズはXF16-55mm F2.8とXF16mm F1.4をお借りしました。

X-T4はX-T3よりグリップが深くなっているように感じます。
またボディも少しだけ大きくなったことでホールドしやすいですね。

ただグリップはもう少しあったほうがいいなぁと思いますし、シャッターボタンの位置もグリップ上部についているほうがいいですね。

XF16-55㎜ F2.8は大きく重いといわれていますが、個人的には全く気になりませんでした。

普段使っている一眼レフの標準ズームなどと比べても大きさ、重さとも同じぐらいなので普段使いもできると思います。

設定は、雰囲気重視のAutoWB、ISO AUTOにし、シャッタースピードはAUTO、絞りのみを調整しました。(一般的なモードダイヤルでAvモードの設定と同じです)

(今回載せている写真はすべてJPEG撮って出しです)

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開放に近いところで東京駅の天井を撮ってみました。

撮影後、画像を確認してみてびっくり。
すっきりと画面の隅まで全くゆがみや流れがありません。

拡大するとネットが見えるのですが、その格子模様が画面の隅まで全くゆがみがなくきっちりと解像しているのがわかります。


シャッタースピードも1/28ですが、IBISの効果もあり全くブレがないのも素晴らしいですね。

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バリアングルモニターを使って低い位置から撮影してみました。

写真撮影をすることだけを考えるとX-T3までのチルト液晶の方がはるかに使いやすいと思います。

バリアングルが光軸になく、角度も自在に動くので特に横位置での水平が撮りづらいと感じます。

もう一つの欠点はバリアングルの開けづらさ。
この日は手袋をしていたのですが、手袋をしたままだとバリアングルを開けられません。

X-T4のバリアングル液晶は完全にボディにはめ込まれています
小さなくぼみがあってそこをひっかけて開くのですが、手袋をしているとそこに指が入らず、開けられないのです。

X-T3のチルト液晶ではそういうことはありませんでした。

X-S10は液晶の下部がボディの底面と同じ高さになっているので手袋をしていても空けることができそうに思います。
X-T4はちょっと難しいですね。

デザインを急いで作ったのか検証が不足していたんだろうと思います。

X-T4で冬の雪山などでバリアングル液晶を使って撮影する場合は手袋を外さないといけなくなりますので、ちょっと厄介ですね。
せっかくのー10度までの耐寒性能が生かせないです。

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ぐっと寄ってみました。
F2.8ですが、XF16-55㎜ F2.8はかなり寄ることができるので比較的大きなボケが得られます。

ボケの感じも滑らかできれいだなと感じます。

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下町の雰囲気のある所まで歩いてきました

ここでフィルムシミュレーションを「クラシッククローム」に変更してみました。

落ち着いた赤の雰囲気がいいですね。
個人的には赤は少し落ち着いた感じが好みなのでこのフィルムシミュレーションはとても気に入りました。

トラックの緑色も深みがあってすごく綺麗だと感じます。

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昨年最初にX-T3を借りたときに感じたのは光・明るさの捉え方がとても素晴らしいなぁということ。

こういう何気ない写真でも石畳の白や曇り空が飛んでしまうことなく
そして黒がつぶれてしまうことなく目で見たままのようにしっかりと映し出されています。

この辺りが「フィルムの写真」のようだなと感じます

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フィルムシミュレーションを撮り比べてみました。
1枚目が「クラシッククローム」、2枚目が「プロビア」です。

浅草寺の柱や提灯の赤が落ち着いているクラシッククロームが好みですね。

それにしてもXF16-55㎜ F2.8はズームレンズなのによく解像しますね

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開放F2.8ですが、お土産物屋さんの店頭の品物一つ一つがきっちりと写っています。

解像度は高いですが線は細く、繊細な描写なのもいいですね。

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富士フイルムのカメラは本当に色合いがいいですね。
そしてガラスの反射などの光の描写がとてもいいと感じます。

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あいにくの曇り空ですが、その雲の描写がとてもいいです。

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外壁が変わったお店です。
金属光沢の色合いがとてもきれいに表現されていると思います。

そしてレンズの歪みも全くないです。

(PART-2へ続く)

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